とりました。
航空券、とりました。
自分にとって最良の選択ができたと思っています。
2017.3.25 世界一周 348日目(パイネ4日目)
34.5カ国目:パタゴニア地方 / パイネ国立公園(プエルトナタレス拠点)
リアルタイム:ペルー / クスコ
ありがとう / グラシアス こんにちは / オラ
1ペソ:約7円
「パイネ4泊5日」
とずっと書いてきたが、実はこの日までは本来4日間の予定だった。
だが、
あまりのキャンプ場の居心地の良さに、
急遽「もう1泊してしまうか!」という話になった。
今日はキャンプ場で丸一日ゆっくり過ごすことに!
wifiもなく何もない場所。
最低限の荷物なんで何も持ってきていない。
スマホも電源もなくカメラもバッテリー残り少なく。
ペンはあっても紙はない、なんてレベルだ。
パソコンにスマホにがっつり依存症の私。
そんな環境下で一日過ごすなんて旅中どころか人生で今まであっただろうか。
wifiがまた一日遠のくのか〜なんてちょっぴり思いつつも、同時にそんな一日は初めてだったので割と楽しみな1日となった。
テントは草原の中!
めちゃくちゃ広い草原で、景色も開けていて。
目の前の湖もとっても綺麗。
暖かくて大きなテーブルの沢山ある施設内で過ごすことが出来るし、快適だった。
ここに同じく宿泊キャンプ場滞在していたご夫婦(後ほどご紹介)も一緒に、結局1日の大半はここでご飯を食べたりお茶したりお喋りをしたりして過ごしていた。
「ネットもなく物もなく1日何して過ごすんだ?」
なんて思っていたが、案外あっさり1日楽しく過ごすことができた。
ちなみに気になる(?)食料について。
ガス缶を運よくフリーで置いていったものをGETすることが出来て(これは基本置いてなかったのでほんまにラッキー)飲み物は不自由なく。
夜までは残ったお菓子ケーキ類をシェアしました。
4日目の夜は予定にはなかったため、食料は残り物全て。
カレールーとおにぎりにするはずだった米とツナ缶、そしてキャンプ場の簡易マーケットで買ったきゅうり1本。
それらを全て使って作ったメニューが
ツナ缶カレー
(そのまんま)
カレールーにきゅうりとツナ缶打ち込むだけの究極の臨時ご飯。
が、謎にこれがめちゃくちゃうまかった!!!!
いや、ほんま美味くて3人とも絶賛!
ツナ缶がいい仕事して、なんか東南アジアのカレーみたいやねーって話をしていた。
また1回だけ日本で試してみよかな。ツナ缶カレー。
日本の家で食べたら美味しくないもんなんかなぁ。こういうのって。
中央アジアでご馳走中のご馳走だった、「ゆで卵」。
同じノリでスペインの電車長距離移動の際作っていったら、全然美味くなさすぎてびっくりした。
あんなに美味しかったのにな、ゆで卵。
「よし、あと1時間我慢して、ゆで卵食べるぞー!」
とか心踊らしていた、懐かしき中央アジアでの日々。
そういえば、えりかさんの機転により我々が持って来ていたのが
もう一つ鍋(小)と、アルコールランプ
これ、ほんまにおすすめ!!!!
めちゃくちゃ大活躍しました!
鍋もう一つあるだけで、米やパスタと並行してメイン(カレーやパスタソース、鍋など)作れるし、温かい飲み物を用意して飲みながら料理とかもできます。
そしてアルコールランプ(+エタノール)やと、ガスバーナーとガス缶に比べて随分コンパクトで持ち運びに便利でした!
米、3人分やと盛り盛りやったけど・・・・。笑
けんさん&じゅんこさんにも再会しました!
(フィッツロイの頂上で出会った二人:★)
パタゴニアはほんまよく会うなぁ。これで3回目だ!
このグループ3人目の山男、たけしさんも実は前日に偶然再会!
でも彼はとんでもない超人なので別行動!
↑彼。
真ん中のキャンプ場が予約取れなかった関係で、たった1日でここ(最終キャンプ地)から入り口のキャンプ場まで戻り、さらに初日に登ったTorres del Paine(★)もアタックして帰る、って言うて朝4時に出て行きはりました。
それ、私たちの3日分の行程・・・・・!
世の中、とんでもない人がいるもんです。
彼と昨日トレッキング中にすれ違って、ひょいひょいひょーいと登って行きはる姿は、もはや超人を超えて、天狗のようでした。
最後にご紹介したいのが、このご夫婦。
あつしさん&かなさん
旦那さんのあつしさん。
とんでもない旅人で。
ほんまにいつかクレイジージャーニーに出演するんかってレベル。
・チベットに10年暮らしたり行き来している。
・チベットの奥地で大学1年通っていた。
・= 大学の友人、皆チベット人。
・バックパッカーの中では知る人ぞ知る(らしい)、旅行ガイドブック「旅行人」、チベット編を書かれた。(★)
・ラルンガルゴンパを、(おそらく)世界に初めて発信した。広めた。
etc etc etc etc………..
とんでもないお方に遭遇した・・・・!
何を隠そう、私の世界一周旅で一番好きな場所は「東チベット」。
そして、世界で一番もう一度行きたい場所は「ラルンガルゴンパ」。
これはもはや運命的な出逢いでしょうか。
穏やかに丁寧に落ち着いて、凄い内容の話を自慢するでもなく謙遜するのでもなく、さもちょっとした雑談のように飄々とお話しされる、あつしさん。
でもその話の内容はどれも面白すぎて、考えも話もぶっ飛んでて、とってもとっても魅力的なおっちゃん。
話がどんどん聞きたくて、聞きたくて!
なんと、
この私が「話したくて!」ではなく「聞きたくて!」です。
とにかく話を聞いていたいのです。
ずっと気になっていた
「何故、ラルンガルゴンパには外国人規制がかかっているのか。」
「いつのタイミングで外国人規制がかかってしまうのか。」
そんな話も教えていただきました。
ほんまに面白すぎる。大好きなチベット話。
終始ワクワクが止まらなかった。
気がつけばこの日は半日か下手すりゃ丸1日近くずっとお喋りしていました。
・・・ちなみに、密かに私の中で「チベットおじさん」「おもしろおじさん」と呼んで、他の人に絶賛して広めまくってる(いい迷惑)ことは初めてここで明かすお話です。
おっちゃんおっちゃん散々言うてますが、まだまだお若いお方です。
すみません、あつしさん。多大なる尊敬と愛を込めて。
チベットおじさんあつしさんがペンと紙で親切丁寧に教えてくれた、
東チベットの話、オススメの村や、ルート、時期、祭り。
ネパール側のチベットの話、穴場の時期。
うわあああああああああああ
行きたい・・・・!!!!
1年も世界色んなとこ行かさせてもろて、一番好きやった場所。
もう一度行きたい!
そして、まだまだあのエリアは自分が思てたより広かった!
前回ゴールにしていたラルンガルゴンパや甘孜(がんぜ)なんてまだまだ全然手前。
まだまだ魅力的なところが沢山ありそうだ。
それにシーズンにも合わせたい!
こうなると、自分の思っていた
「期間」「ルート」「予算」など諸々、
ぶっ壊れた。完膚無きまでに。
ここからまさか「そうだ!京都へ行こう!」みたいなノリで決定することもできるはずもなく。
期間やシーズンなど妥協すればええんやけど、するかどうか。
1ヶ月延々と毎日悩み続けることとなった。
出逢いは突然に。
タイミングも突然に。
私にとってとても特別な日となり、出逢いとなりました。
もしかしたらこの日、この場所から私の旅も付随する他の事もガラッと変わるかもしれない。
私にとって特別な場所「東チベット」と、チベットおじさん。
チベット行きの旅路であつしさんと出逢ったと言う奥さんのかなさんも、ずっと優しく話をしてくれ、聞いてくれました。
今まで数々の人たちのルートと期間を崩壊させてきた
という、あつしさん。(かなさん談)
もしかしたら、私もその一人となるのでしょうか。。。。笑
(そんなチベットおじさんことあつしさんと奥さんのかなさんは、只今パタゴニア / エルカラファテにある日本人宿「Fuji旅館」にて暫く管理人さんをされているそうです!!)
wifiのない、ネットのない、物もない、そんな場所でそんな1日。
あったのは、残り僅かな食料と、人との出逢いとお喋りした話。
「何もないからこそ、何かがあった。」
そんな4日目でした。
ブログのランキングに参加しています。
チベットおじさんとの出逢い。
(後日談)別のルート決めでも、めちゃくちゃ相談乗ってもらいました(驚異の推し上手)。
もし共感してくれたら、「いいね」と思ったら、1クリックお願いします。
ありがとうございます!
4日目、めっちゃいいですやん!大自然で何もせずゆっくり過ごすってかなり贅沢ですよね☆
ほんで、チベットめっちゃ気になる!!
自分も話聞きたいし、そして行きたい!
行くのは多分夏以降なんでしょうけど、ブログほんまにたのしみにしてますよ( ^ω^ )
でしょでしょでしょ。
私も
wifiないしはよ帰りたくてしゃーなかったんですが、結果めっちゃよき1日となりました。かと行って、パタゴニアをきっかけにwifiなくても生きていけることもなくがっつりパソコンが恋人ですが。
でしょでしょ!
もうチベット愛が止まらない。
チベットおじさん、関西なんで、日本帰ったら会おうと思います。(ニヤリ)
さて、行くのはいつでしょう。それとも行くのでしょうか。行かないのでしょうか。ふふふ。
うわぁああwww
旅行人www それめっちゃ有名なやつですよ!!!日本語版ロンプラというか地球の迷い方とは比べ物にならないやつです(*_*)
しかもチベット…カイラスコルラに興味があるのでお話し聞けたのめちゃくちゃ羨ましいです(>ω<)
私は縁に恵まれませんでしたが旅の出会いは会うべくして出会うんでしょうねー
呼ばれてますね、チベットに♡
旅行人の「チベット」って
執筆は長田幸康さん
じゃなかったでしたか?
ラルンガルは最初小さな記事だったのが、途中の版から特集で1ページ使われてた記憶があります。これは「あつしさん」が書かれてたんですね。署名までは覚えてませんでした。
私も旅行人でラルンガルを見て2001年に
初めて行きました。
今みたいに画像検索もできないですし、
あまり写真のないガイドブックだったので
ゴンパや街の紹介記事の熱量で行くか行かないか決めてました。
「川田進 色達」で検索すると
川田先生のラルンガルの論文が読めます。
東チベットの宗教政策を研究されて数少ない
日本の大学教授です。