世界一周旅行記。
キューバの記事で止まって間もなく丸4年。
やり始めたらやりきるまで気になってしまうやっかいな性格から、「あとキューバ少し、チリ少し、ペルーで終わりなのになー・・・」が、4年間ずっと、時々ふと頭に過り、ちらつく。
リアタイからだいたい2週間をこえてくると、もうその時考えていたことや感じたこと、どんどん消えていき、まともに書けなくなっていく。
というのも、ブログを書きながら旅をしていると、頭が「ブログ脳」になるようで、毎日起きてから寝るまで、ブログで書く文面が実況中継のように頭に流れ続けていて、その既に出来上がった頭の中のざっくり原稿のようなものを文字に起こしていただけなので、割とすらすらと手が止まらずかけていた。(きっと旅行ブログを日課的に書いていた人は同じような人が多かったんじゃないかと思っている。)
別に病的なことではなくて、人間「無」では生活できず、頭の中に何かしらの思考が常に働いていて、脳内で一人で声にはしないだけで喋り続けているのだと思うのだけれど、それが「ブログに書く調」になっているだけの話で。
と、なると、とてもじゃないが、4年も経つと、その時のやり取りの台詞や受けた感情などを含めた旅行記なるものは到底書けず、「~した。」「~だった。」と写真を見ながら事実を書くだけの単調な日記になるのだが、それでも「あとキューバ少し、チリ少し、ペルーで終わりなのになー・・・」が、これを書き終わらないことには4年経とうが未だ気まぐれでやってきては尻を軽めに叩いてくるので、別にまともに書けなくても、誰かが読んで面白いと思えなくても、自分自身の満足のために再び続きを(「~した」だけでも)書いておこうかなと思う。
(ちなみに、今止まっている最後の記事が、「喧嘩して、熱中症で倒れて、さらに翌日喧嘩の未来(次の記事)が確定している記事」。覚えていないが恐らく今更思い出してやり取りの詳細を書くのが憂鬱で止まったと思われる。腰が重すぎる再開の一記事目・・・・。笑)
私も多少歳をとったのか、「他人にどうみられるか」より「自分がどうしたいか」を重視するようになってきていて、まあ、今更続きを書くことにどう思われる、とか、文章をまともに書けなかったらどう思われる、とか、そんなことは大抵は気にならなくなったようで(そもそも本人が思うほど他人は他人にそんなに興味がないと思っている)、今更ながら書く気になってみた次第となった。
こんなことを書いていて、いざ書こうと思ったら記憶が古すぎて書けなくてあっさりやーめた!と、書かないかもしれないけど、ブログ自体、もう時代遅れになる「古き良き過去の文化」になりつつあるので、それこそ(ブログにとって)老後の細々とした余生のように、あまり「タスク」「義務」にはせず、のんびり進めてみようと思う。
あと、もし適当にでも旅行記を書ききれたら、世界一周後の近況を少し書きたい。
2013-14年頃、世界一周に行くかどうか考え始めたとき、今就いている仕事をやめること、そして貯金を全部崩すこと、それらのリスクと天秤にかけて、行っていいものか考えていた。
当時は世界一周や海外旅行コンテンツなどがそこまでメジャーじゃなかったので、「世界一周=奇行」が一般的な反応だった。そんな世の中で、世界一周旅を考える人たちにとって主な情報ツールだった「世界一周ブログ」は強烈な憧れと期待を与えてくれる存在だったので、
「世界一周後の話も誰か書いてよ・・・。皆、仕事やめて長期旅行して、その後どんな感じなん・・・。」
と、世界一周後職を失って路頭に迷っていないかだけでも知らせてくれないかと願っていたことを今でも覚えている。(割と本気で)
なので、もし余力と機会があれば、大した報告はないけれども世界一周後の話なんかも少し書けたらいいなと。
まあ、まずはとりあえず、
「あとキューバ少し、チリ少し、ペルーで終わりなのになオバケ」の除霊作業を。
ブログ登録してて久々に投稿あって嬉しいです。
そう言っていただけて嬉しいです!
頻度もクオリティも期待していただけるものではありませんが、ブログの余生を温かく見守っていただけますと幸いです。