実は２日前、

セビリア→バルセロナに移動したのですが、

 

前の宿にパソコンを置き忘れてくる

 

という大失態をやりまして。

しかも１２時間の大移動。

 

 

かくかくしかじか（そのうち書きます）で

ようやく先程、無事パソコンが手元に戻ってきました。

良かった・・・！！！

 

 

この間に、ストックしていたブログ記事は全て更新されたので

今日の記事が間に合いません。

 

ということで、今日起こった出来事でも先に書こうかなと思います。

今回はリアルタイム更新です。

 

 

 

——————————————————————

 

 

 

「あっという間」。

 

本当に文字通り、

「あっ！」という間くらいの一瞬の出来事だった。

 

 

 

昼ご飯を食べ終え、例の宿に置き忘れたパソコンを受け取りに郵便局へと向かおうと、地下鉄の列車にのりこむ。

観光地のど真ん中ということもあり、平日の昼間だがほどほどに混雑していた。

 

 

朝から観光をし疲れていたので、イスに座ろうと思い車内の中側へ進もうとする。

が、一緒のタイミングで乗って来たお姉さんとおばさんが、

並んでドア付近、つまり、まさに自分の真ん前に手すりを掴んで立ってしまった。

 

 

まぁ、こんなことは列車内ではよくある話で、

「ちょっとすいません」というような仕草をしながら避けたり避けてもらったりして中に進めばいい話なので、そうしようとした。

 

 

が。

 

おかしい。

 

 

動いてくれようとしない。

私なんてまるで見えていないかのようだ。

 

 

いやいやいや。

通してよ。

入り口付近でそのガードは邪魔だよ、お姉さん方。

 

 

すると。

 

後ろから

「Excuse me.　ペラペラペラペラ〜」

 

 

声をかけられた。

 

 

まぁ、次々電車に乗り込んでくるんやから

「邪魔よ。進みなさいよ。」的なところだろう。

 

ごめんなさいおばちゃん。

私もつっかえているうちの一人なのよ。

 

そんなことを思いながら

声のする後ろ左側に、降りむ・・・

 

 

こうとした瞬間。

 

 

 

「違和感」

 

 

はじめての感覚。

今までにない感覚。

身体に伝わってきた。

 

「ゾクッ」とした。

 

 

「なんだ・・・？」　

と、直ぐさま考える！

 

 

 

 

あっ・・・。

 

鞄だ！！！！！！！！！

 

 

 

 

「違和感」とは、

鞄の中身を「ガサゴソ」と物色されてる感覚だったと気づいた！！！

 

 

はっっっ！！と気がつき、勢いよく振り返る！！！

振り解くように身体も反転させ、声も「はっ！！」とでた。

 

 

この間、きっと２秒程。

 

 

 

 

振り返ると同時に、下をみる。

 

 

ああ、、、鞄が全開だ・・・！

 

 

 

あーやられた！！！！

え！？　盗られた！？　

誰！？　この中の誰がスリ？？

 

ばーっっっっと数秒の間に頭の中に次々と言葉が浮かぶ。

きっとこの間も１〜２秒だ。

 

 

そして次に、

周りにいる人の手元を、視線だけで素早く見て回った！

 

何か盗られてるとしたら

逃してたまるか。

 

スリが逃げ去ってしまう前に

今、この場で盗られたものを取り返さなければ！！！！

 

 

 

ぱっとみたところは盗られたものは見つからない。

 

やばい、見つからない。どうしよう。

もう既に隠したか！！！

 

そしたら、次は鞄だ。

鞄の中身をみる。

 

 

カメラ、替えレンズ、iPhone、財布

 

 

 

あ！　ある！

全部ある！！！！！

 

 

よかったーーー！！！！

 

鞄の中物色までされたのに、

奇跡的に間一髪、逃れたのだ！！！！！

 

 

 

 

ドアが閉まる直前。瞬間。

 

ガタガタッ！　バタバタバタバタ・・・。

 

 

私が荷物の確認をしている間に、

今乗ったばかりだったはずの人が、慌てて降りていった。

 

ああ、お前が犯人・・・・

 

 

１、２、３、４

 

 

・・・４人　？

 

 

 

ここで気づいた。

グループだったのだ！！！

 

前に立ちはだかった２人の女性

後ろから「Excuse me.」と声をかけてきた女性

私の鞄を漁った男性

 

 

全員グルだったのだ。

集団スリである。

 

 

 

本当にあと１秒、あと１秒気づくのが遅ければ

間違いなくiPhoneや財布をスられていた！

 

２秒だったから間に合った。

３秒はアウトだった。

 

完全に鞄の中を「ごそごそ」と掘られていた感覚。

今でもはっきりと覚えている。

 

 

今回はたまたま、幸運だった。

 

いつもカメラは外に出る時は基本首から下げていて、すかすかの鞄の中のiPhoneと財布なんてすぐに盗れただろう。

でも、今回は「郵便局に行くし要らんやろな。」てことでたまたま直前に鞄の中にしまっていた。

 

まずはカメラをとられなかったこと自体幸運だが、

カメラが鞄上部にパンパンにつっかえていたため、スリは「ごそごそ」掘らなければ財布やiPhoneを見つけることができなかったのだ。

ああ、ほんま、カメラに救われた！

 

 

 

今までスリにあったことのない私。

 

もちろん運というのもあると思うが、それなりにいつも気をつけているからだと自分では思っている。これでも・・・。

毎日、何度も何度も鞄の位置やチャックの位置、諸々意識をしている。

 

 

 

正直、

「スリに遭う原因は自分の不注意」やし

「スリは防げるもの」と思っている。

 

だから、

 

「自分はスリにはおそらくあわないで旅を終える。

だって、こんなに気をつけているから。」

とも思っていた。

 

 

 

まだまだ、甘かった。

 

 

 

毎日ずっと絶え間なく荷物に意識がいっているなんてことはありえない。

鞄にそれほど意識がいっていないことなんてしょっちゅうある。

たまたまラッキーで今までスラれたりひったくられたりしていないだけ。

 

それに普段気をつけているのは、多少なりともバックパッカー皆そうなのだ。

問題は「普段」じゃない状況の時。

 

 

「普通じゃない状況」「何かがおこった瞬間」

私達の荷物への意識は一瞬なりともふっとぶ。

 

 

スリはそのちょっとした「普通じゃない状況」を色んな手を使って

意図的に作ってくるのだ。

そして、餌（気が逸れる状況）をたらして釣れるのを待っているのだ。

 

 

 

ドアが開いて乗り込んでから、閉まるまでほんの数十秒の出来事。

 

全くもって予想も想像もできていなかった。

「あっという間」、一瞬の出来事。

 

これからも予想できないようなことなんて絶対にある。

それを先に全部想像するなんて不可能。

 

だから、次は餌を撒かれてからでも気づけるように

もしくは、そんな状況になっても大丈夫なくらいガードができているように

 

今回の経験が次に活かせればいいなと。

自分への反省も含めて記しました。

 

 

皆さん、スリや強盗には、お互いに気をつけましょう！

盗られてから泣くようなこと、ひたすら後悔することにならないように。

 

私は、昨日買った広角レンズ（７万円超）スラれてたらショックでガチで気失ってました、きっと。笑

 

 

 

◆　今回のスられそうになった時の状況（簡易）◆

 

　　　◯ ◯

　 　　  ●　☆

　　　   ◎

—-　列車入り口　—–

 

●：私（鞄は右側）

◯：前にいこうとしても動いてくれない二人

◎：後ろから（ちょっと左側から）声をかけてくる人

☆：スリの実行犯

 

※我々の左側はイスだったり手すりだったり。

 

 

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