8.14 　 世界一周 125日目

（イタリア鉄道縦断一人旅：19日目）

13カ国目：イタリア / パレルモ⇆ランペドゥーサ

リアルタイム：モロッコ / シャウエン

 

 

 

ついに。

ついにこの日がやってきました。

 

 

イタリア縦断一人旅、

最終・最南・最大の目的地。

 

「ランペドゥーサ島」

 

 

 

とある景色がどうしてもみたくて、

１ヶ月前、日帰りで往復飛行機チケットを買った。

 

往復16500円。

ホテルは高いから日帰り。

晴れ＆風なしの条件下でのみ見れる景色。

曇ったらパーになる運試しの一発勝負。

 

 

 

自力で行った人のブログは数件しかHITせず、まだまだ情報がない。

 

「え、ランペドゥーサなんかいくの？危なくない？」

「ランペドゥーサはアフリカの難民収容所があり、今すごく危ない場所。」

「行かない方が良い。」

「観光客なんてほとんど誰もいない。」

「軍が銃を持って警戒態勢で、ビーチなんて誰もいないかも。」

 

「まぁ、知らんけど。」という言葉と共に

不安要素満載の情報が、イタリア縦断中に時々耳に入ってきた。

 

 

 

びびりまくりながらの当日。

サブバック一つと、戦場に赴くかのような緊張をひっさげて

ランペドゥーサへ到着！

 

 

何も情報はないので、空港ついたはいいけれど、

ここからその景色がある場所までどうやっていったらいいかはハテナ。

しかも英語はほぼ誰も通じない。

 

 

景色の画像をスクショしてくることも忘れたので、

お姉さんに

「たすけてー！携帯かしてー！google開いてー！」

と、わかりやすそうな単語とジェスチャーでお願いする。

 

ランペドゥーサと検索し、景色を出し、

自分のカメラでその画面を撮影し、第一段階クリア。

 

 

次に、infoデスクに向かい、

「この景色がみたいんだ！！どうやっていったらいい？」と尋ねる。

 

どうやらタクシーで行かないと行けないらしい。

なんとお値段、往復２０ユーロ。

 

た・・・高すぎる・・・・！

他の方法はないかと粘ったが、タクシーしかないと。

それならば歩いていこうと思ったが、山の中やし7kmあるし、ということで、泣く泣くタクシーで。

 

 

 

 

超　★　観光タクシー

 

 

・・・・恥ずかしくないんだから。

一人ビーチだってクリアした私です。

 

リゾート地で女一人で超絶観光タクシーに乗ったって恥ずかしくないんだから。

欧米人カップルに「HAHAHA〜」と笑われたって恥ずかしくないんだから。

 

大丈夫。前川。できる。恥ずかしくない。

周りは全員サボテンだ。

 

私は全ての一人旅する女性に勇気と希望を提供します。

 

 

 

 

 

 

ランペドゥーサの住宅街を通って

 

 

 

 

 

 

 

当分見たくないと思っていたトルクメの砂漠を思い出す景色を通り（★）

 

 

 

 

１０分〜１５分程かな？

目的地「デコニーニ」に到着です。

 

 

 

 

そして、すこし下っていった先に見えた

奇跡的に綺麗なビーチ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

信じられない綺麗さです。

ありえないです。

でもありえるんです。現実です。

空の色みて下さい。

そう。加工なしでこの綺麗さです。

 

この色は現実にその場にあった色なんです。

 

 

でも、

こんな綺麗なビーチでも

まだ通過点。

 

私のずっとみたかった景色はこの先にあるのです。

 

 

 

 

↑

写真奥側にうつっている崖。

あれを登ります。

 

 

 

 

こうやって崖沿いに小さな道がありました。

 

 

 

 

下は謎の植物でぼこぼこ。

 

 

 

 

横はいがいが。

 

 

 

 

前はばちばち。

 

 

 

あれ。トルクメニスタン、再来ですかね。

しかも短パンにビーサン。

 

 

 

歩いていくにつれどんどん

「これ通れへんやろ。」ってくらい道がなくなって。

 

とげとげの斜面を登ろうとし、

案の定道ではなくなっていたのでずりおち、

カメラも自分も砂まみれ、石がごろごろ落ちて来て

落ちた先はとげとげで、手も足もとげ刺さって。

 

 

あれ。

こんなハードモードだなんてきいてない。

 

 

半泣きの砂まみれとげだらけなりながら、

「人の通る道ちゃうわこんなもん！！！」

なんて一人でへたってたら

 

 

海パンの妖精が現れた。

 

 

 

赤海パンと黒海パン。

とげに斜面に動けなくなっていた私を、手をとり、ビーサンをとり、助けてくれた。

君たち妖精だよ。天使だよ。

ありがとう。

 

 

と。

どうやら道が間違っていたようで。

 

どうりで！！！

「道ちゃうわこんなもん！」ってほんまに道ちゃうかった。

海パンの妖精達も道間違ってたらしく、

妖精達と共に正しい道へと修正する。

 

 

 

 

 

うわあ・・・・。

とげとげしてるけど、

めっちゃ普通の道。

 

行かれる方、山方面じゃなくて海方面にむかって歩いてね。

 

 

 

 

途中これくらいの崖はありますが、ビーサンで自力で登れます。

 

 

 

 

崖側からみるビーチもほんま綺麗！！！！！

ありえない綺麗さ・・・！！！

 

 

 

 

 

 

 

 

ビーチだけでなく、沖側もすっっごい綺麗。

どんなけ見ても飽きない。

あまりの綺麗さに思わずため息が出る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「世界で一番綺麗な海はここだ。」と言われても納得のいくくらい、綺麗。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、崖をのぼり、崖の逆側に向かって歩き、

 

 

ついにみえた

ずっとみたかった景色。

 

 

 

 

明日へと続く！

 

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★　8/14　使ったお金　★

 

宿：１６ユーロ

【飛行機】パレルモ⇆ランペドゥーサ：16500円

【バス】パレルモ市内⇆空港：6.3×2＝12.6ユーロ

市内交通費：3.6ユーロ

【昼】カフェでパン×２と飲み物×２：１１ユーロ

【タクシー】空港⇆目的地：１８ユーロ

 

合計：61.2ユーロ　＋　16500円