洞窟住居「サッシ」と小さなカフェでの話。

 

 

8.8   世界一周 119日目

(イタリア鉄道縦断一人旅:13日目)

13カ国目:イタリア / ナポリ→マテーラ→バーリ

リアルタイム:スペイン / バレンシア

 

お金:1ユーロ=約114円

挨拶:ありがとう/  グラッツェ こんにちは /   チャオ

 

 

 

はじめに交通情報より。

バーリへは列車がないのでバスにて。

 

★ ナポリ → バーリ・マテーラ アクセス ★

 

【バス】ナポリ→バーリ(3時間):5ユーロ

【バス】バーリ→マテーラ(1時間)13.5ユーロ

※ 本来5ユーロで購入可。直前に Tabacchi(商店)で購入。

 

ネット事前購入:Flix Bus (←サイト飛べます)

wifi有 快適そのもの

チケットはプリントアウトしなくても、アプリダウンロードして、その画面を見せればOK。

 

マテーラで降ろされる場所が、マテーラに来た目的である「サッシ(洞窟住居)」から徒歩20〜30分程離れているので注意。

 

 

———————————————————

 

※ マテーラでの話は一続きの話を二分割しているので、前回の記事(★)から読んでいただけると嬉しいです。

 

 

 

そんなことを考えながら歩いていると、目の前に小さなカフェ。

平日の昼間から地元の人で賑わっている、いい感じの雰囲気。

入ってみることにした。

 

 

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店員さんは1人。バリスタさんが2人。

店員さんのお姉さんはすごくにこやかに明るく接客してくれた。

 

せっかくなのでイタリア式に、カウンター立ち飲み食べにすることに。

 

 

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生ハムミニサンド、1ユーロ! 美味しかった。

カフェマキアートも1ユーロ。

やはりレストランでご飯に比べて、カフェメニューは物価が安い。

 

 

 

写真を撮り、パンを食べていると、

ラテアートされたカプチーノが一つ横に。

 

 

「ラテアートの写真撮っちゃいな〜。」

とジェスチャー。バリスタさん。

 

「誰か他の人に出す前に」ってことなんかな?

せっかくなので急いで写真を撮る。

 

 

ほんならもう一つ。

 

「写真撮っちゃいな〜。」と同じく。

もう一人のバリスタさん。

 

急いで写真を撮る。

 

 

「グラッツェ」と伝える。

にこやかに、うんうん、と頷く二人。

 

そして一向にどこにも動かないカプチーノ2つ。

 

 

「あ、、、あの、、、、?

もう撮ったから、OKだよ・・・?」

 

すると

なんだか気まずそうな二人。

 

 

そしてそっとカウンター手前に

カプチーノをどけるバリスタさん。

 

そして

 

「あー・・・えっと・・・・

もし良かったら、これ飲みたかったら、あげるよ。」

 

 

ここで理解した。

 

 

さっきの流れは、

別に誰かに出すついでに「写真撮っちゃいなよ。」ではなく

 

「俺のラテアートすげぇだろ。写真撮って!」

だったと。

 

ほんで二つ目も

「いや俺のラテアートもすげぇだろ。これも写真撮って!」

ってことだったのだ。

 

つまり、

 

私にラテアートを披露する&写真を撮られるためだけに

二つのカプチーノは淹れられたのだと。

 

 

ほんで、

「うわぁ。なんかラテアート2つもつくっちゃったけど、これ・・・どうするよ。」

と、テンションあがってつくっちゃったカプチーノの行き場に困っていたバリスタさん二人。

 

という状況だったのだ。

 

 

th_P8081471

 

可愛すぎるわ。

おっさん二人の行動が。

 

 

このまま捨てられるのは申し訳ないというかなんだか不憫なので、3杯とも有り難く頂戴しました。

 

 

店員さん3人ともフレンドリーで、Facebook個人アカウントまで交換することにもなり。

無料でカプチーノ2杯くれたお礼に、3人の名前を書いた折り鶴をそれぞれに作ったら、すごく喜んでくれて。

Facebookに珈琲豆でデコレーションしてタイムライン記事upまでしてくれたという。

 

 

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とてもいいタイミングで、親切にフレンドリーにしてもらった。

マテーラも、きっと忘れられない思い出深い場所になりました。

 

 

th_P8081475

 

そんな小さな街、小さな店での話。

 

 

 

マテーラの人は全体的にフレンドリーだった。

急に

「おーい。写真撮ってくれ〜。」なんて声かけられたり。

 

 

th_P8081592

 

 

 

道をきいたおっちゃんらも親切だった。

 

th_P8081590

 

 

どうやらメインの道から向かっていなかったようで、全く人もいなくてそんな雰囲気もない。

 

「そこの小路とおって、まがったところにあるよ〜」と教えてもらって、

言われた通り、小路を進んで、角をまがったら、

 

 

 

th_P8081479

 

いきなりこれである。

 

 

 

th_P8081499

 

25mmレンズなのでこの画角やけど、ものすごいパノラマで洞窟住居の景色が広がっていた。

 

 

 

上からの景色を満喫した後、下におりてみる。

 

th_P8081542

 

 

<マテーラ:サッシ(洞窟住居)>

 

かなり昔から人々が洞窟住居をかまえ、住んでいたそう。

でも、南イタリアは貧しく、特にサッシは貧しい環境だったそうで。

 

20世紀初頭に人口も急激に増え、衛生環境は劣悪な状態に。

乳児の死亡率はなんと50%。たった100年前の出来事。

1950年代、サッシの人々は政府により強制的に移動させられた。

 

そしてサッシは無人の廃墟となった。

 

が。1993年。

この場所の価値が認められ、世界遺産に登録される。

それをきっかけに観光客が増え、お土産物屋やホテルやレストランなどが増え、今では5分の1は再利用されているとか。

 

いつかサッシ全体に人々が暮らす日が来るかもしれませんね。

「世界遺産」の力って凄い。

 

 

 

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下までおりてお土産物屋に入ると、サッシ全体をミニチュア化したものが展示されていた。かわいい!

 

 

 

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下からみるとこんな感じ。

今度は反対方向、上の教会まで登る。

 

 

 

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教会は私のセーブ回復ポイント。

この教会は内装も綺麗でした。

 

 

 

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圧巻のパノラマ景色に、何度も何度も見直す。

 

 

 

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そして上り下りを繰り返した後は、1日1アイス。

ローマで食べたイタリアンバニラが美味しすぎて、あれからずっとバニラ。

 

 

 

th_P8081587

 

軽いノリで来たマテーラのサッシやけど、思った以上にすごい景色で、見れて良かった!

 

 

 

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そして、疲れていた私を癒してくれた小さなカフェの3人に感謝!!!

 

 

 

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★  8/8 使ったお金 ★

 

宿代:27ユーロ

交通費:23.5ユーロ

※ 詳細は記事冒頭にて。

【昼】クロワッサン×3、ラテ(カフェ):4ユーロ

【夜】ペペロンソース(スーパー):2.49ユーロ

    パスタ(スーパー):0.38ユーロ

水 2L(スーパー):0.25ユーロ

ジェラート(店頭):1.8ユーロ

 

合計:59.42ユーロ

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