【中国→キルギス】国境にて。トラックのコンテナで一晩・・・?

 

 

6.13〜14  世界一周 63〜64日目

5カ国目:中国(ウイグル地区) / カシュガル

→6カ国目:キルギスタン / オシュ

リアルタイム:ウズベキスタン / サマルカンド → ブハラ

 

お金:1元 = 16円<中国>

→1ソム=1.5円<キルギス>

 

挨拶:ありがとう /  謝謝(シエシエ)

   こんにちは / 你好(ニーハオ)or ヤクシ (ウイグル語)

→ ありがとう/ ラホメット(キルギス語) or  スパシーバ(ロシア語)

  こんにちは /   サラーム(イスラム語)or ストラヴィッツェ(ロシア語)

 

 

中国 / カシュガル → キルギス / オシュ

どういうルートを踏んだかの情報は前回の記事にて!

値段、時間なども載せています。

 

 

———————————————————————–

 

 

 

本日は

中国からキルギス国境越えをします!

 

くぼやん氏との中国北上旅も早くも終盤。

 

ビシュケク到着のリミットは15日。

本日、13日。

 

なかなかスリリングなスケジュールとなっていますが、今のところ1日もズレることなく順調に進んでおります。

 

 

さてさて。

国境越えにあたり、一人新たな仲間が!

 

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あかりちゃん です!!!

 

 

カシュガルの宿で、

「じゃぱにーずがーるがユー達と同じタイミングでオシュに行くよ! シェアタクシーをシェアしチャイナ!」

と、スタッフさんが教えてくれ、あかり嬢と出逢いました。

ちなみにしチャイナの元ネタをおかわりになられた方、私と友達になりましょう。

 

 

あかりちゃんは、明るくてしっかりしていて。

何より印象的だったのは、

とにかくどんどん現地の人や外国人と交流していく!!!

壁というものはないのだろうか彼女には。

そして、

タクシーの交渉ごとなど、

現地の覚えた単語をどんどん組み合わせて使っていく。

 

それまで

「こんにちは」「ありがとう」だけは覚えよう。

= それだけであとは英語とノリとジェスチャーで!

ってスタンスだった私ですが、彼女と出逢い、

二つだけといわず、覚えれるなら現地の言葉をもっと覚えて、使っていこう。

という意識にかわりました。

(言うて毛が生えた程度しか増えていないですが。)

 

 

 

ボーダーでは昼休憩とかぶり2時間半の足止めを食らいましたが(前記事参照)、ボーダー付近の人達がフレンドリーで、楽しく過ごせました。

 

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身振り手振りはすっかり外国かぶれである。

ここらへんの地域から本当によく話しかけられる。(おっちゃん中心)

あれ? 私、こじはるだったかな?

 

 

 

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おちゃめなおっちゃん達。

中国も中央アジアもおちゃめさんが多い。

お守りをほしがっていたので、代わりに鶴をおって渡してあげたら、予想以上にすごく喜んでくれた。

 

 

 

そして、

さらば中国。

 

 

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そして中国を抜けてて、

キルギス入国!

 

 

キルギスのイミグレからオシュ、もしくは手前のサリタシュの街まで数時間でタクシーで行くのですが、

ここが最大の難所でした。

 

 

イミグレを出ると、タクシーのおっちゃんがわんさかいます。

周りは街なんてものではなく、

 

山・川・トラック・簡易宿や家の数々・石ころ

以上。

 

みたいな。

 

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ちなみに簡易宿や家とはこれ。

 

 

 

タクシーのおっちゃんなんですが、

これがなんともなんとも。

基本全員結託してると思っておいて下さい。

 

 

調べた情報によるとサリタシュ(オシュにいくまでにある手前の街)まで、一人500ソムで行くことができるそうな。

おおよそその価格が目標。

 

が、タクシーの運ちゃん達が提示してきた値段は

一人1500ソム。3倍だ。

 

 

しかも、どんなに交渉しても、全く価格がさがらない!

なんてこった。こっちはもう日暮れかけてるし時間がないんだ。

そんなことお見通しなのだろう。

にやにやして、強気な態度で、なんとも嫌な感じ。

 

 

話はまるで進まず、時間だけが刻々と過ぎて行く。

人をかえても、同じ値段からかわらない。

 

というか、

 

一人のタクシーの運ちゃんと話していても、他のタクシーの運ちゃんたちにぐるっっとまわりを囲まれていて、

我々 vs タクシーの運ちゃんみんな

みたいな状態。

 

 

 

時間だけが刻々と過ぎて行く。

 

もともと大幅に時間を押していたこともあり、少しずつ暗くなって行く景色に、焦る我々。

運ちゃんがいるところでは拉致があかないので、場所をかえて、ヒッチハイクするか別のタクシーを見つけることに。

 

走ってくる車に、声をかけていく。

ヒッチハイクだろうがタクシーだろうが、

1500ソムみたいなふっかけではなく、500近くでいければOK。

 

 

が。

なんとタクシー運転手も一緒についてくるではないか。

 

 

う・・・うざい・・・!!!!

1500じゃ乗らへん言うてんのに!!!

 

 

 

運ちゃん達のことは無視し、声かけスタート。

 

 

 

何台か断られたりスルーされる中

ある1台の車が

 

「OK!OK! 乗りな!!!」

 

と・・・!

 

 

やったーーーーーー!!!!

やりました!

 

 

すぐに運転手が荷物を車に詰もうとする!

でも!でも!

先に値段は確定してから乗るのが鉄則!

あとからふっかけられるわけにはいかん!

 

 

詰まれようとする荷物を掴んで引き止め

「待って!待って!!!

いくら? いくらでOKなの???」

と、きく。

 

 

 

「500ソムでいい!」

 

 

500ソムだって!!!!

最高だ!!!

 

 

すぐに乗り込もうとする。

 

が。

 

 

ついてきたタクシーの運転手がものすごい剣幕で

その乗せてくれると言っている運転手を怒鳴りつける!

 

なんでそうなんねん!

 

すると

その運転手も怒鳴りかえす!

 

 

なんと

大げんかがはじまってしまった。

 

 

今にも掴み掛かりそうな勢いだ。

私たちなんてもう見えていないような。

ものすごい剣幕の大の男の口喧嘩は、純粋に恐怖を感じて、とても口を挟めるような雰囲気ではなかった。

 

言葉がわからないので、見守っていると

運転手は怒って運転席に戻って、私たちを置いて車を走らせ始める。

 

 

え!え!

500ソムでええってなったやん!

荷物乗せようとしてたやん!

なんでよ! 置いて行かないで!!!

タクシーの運転手にそんな妨害される権限ないやん!!!

 

 

そんなことを伝えても

怒っている運転手は「乗せられない」とだけ。

そして

後ろに同乗していた人達が

「中国人は乗せられんわ!」と笑いながら言って

去ってしまった・・・・・。

 

 

いや、中国人ちゃうし、、、

いやそういうことじゃなくて、

なんだろう。この煮え切らない悔しい気持ち。

タクシーに他の捕まえた車を妨害される謂れなんてないのに。

 

 

タクシーはふっかけてくるわ

他の車は妨害されるわ

でも周りには何もなくて

街なんてものは地平線の彼方までみえないわけで。

 

絶望的。

 

でも3倍の値段で妨害してきたタクシーに乗るなんて

絶対に嫌だ。

 

 

 

 

結局、その場で出逢った

入国が同じタイミングだったニュージーランド人、スペイン人

逆に中国へ入国をするつもりだったロシア人の女の子2人

皆、動くに動けない同じ状況になってしまったので

この国境、山の中で一晩過ごすこととなった。

 

 

もう少しこの話を掘り下げると、

実は、この一悶着の後、

ロシア人の女の子達がトラックの運ちゃんと話をつけてくれた。

(キルギスは皆キルギス語と共にロシア語を母国語の一つとして使う)

 

 

「今から1時間後(日は暮れている)なら、

1台一人ずつで3台、あなた達3人をサリタシュまで運ぶことができるわよ。

それかここで一晩過ごして、明日また自分達で車をみつけるか。

あなた達はどっちにする?」

 

と。

 

交通手段とお金のことだけ考えるとすごくいい話だ。

 

が、

ここからオシュ・サリタシュまでの道の景色を見る為に陸路で国境越えを目指したのに、真っ暗な中移動するとそれが見られなくなってしまうので、

せっかくいい話だが、迷っていた。

 

 

「どうする? トラックに乗っていく?

それか、、、、皆で火をおこして取り囲んで、歌でも歌って一晩過ごす?

 

 

この一言が決め手となった。

 

結局これは冗談だったのだけれど、さっきの一件で3人とも疲れていたし嫌な思いをした中、この一言で場が和んだ。

 

この人達と一晩過ごすっていうのもきっと楽しい思い出になるだろう。

 

と思えたので、一晩過ごすことにした。

 

 

どうやら、トラックのコンテナーで寝る事ができるらしい。

かなり寒いけれど、寝袋や服を重ねたら、まあ大丈夫だろう。

 

 

と、覚悟を決めて切り替えていたのですが、

ラッキーなことに

このコンテナーや冒頭で乗せたほぼコンテナーの簡易宿しかない中で

数少ない「建物」と呼べる宿で一泊できることに!

 

ラッキーだった! これも話を進めてくれた

欧米人2人、ロシア人2人のおかげだ。感謝しかない。

私たち3人だけなら、ふっかけられたタクシーに乗るか、野宿になっていたかもしれない。

 

 

 

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ニュージーとスペイン人。

 

 

 

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ロシアンガール二人。

一人は「かーちゃん」という名前。一気に愛着が湧いた。笑

 

 

 

キルギスの初料理は宿にて。

ベジタリアンが多かったので、ベジタリアン料理!

 

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キルギスでもタジギスでもよく食べることとなった、トマトキュウリサラダ。

 

 

 

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麦?かな? の料理。 「グリーティカ」

タジギスの料理は美味しくないと有名だが、キルギスもタジギスもたいていは「美味しい!」と感じた 味覚音痴 味に寛大な私だが、

そんな私も、これ申し訳ないながら好きじゃなかった。

 

 

 

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馬乳酒。 馬の乳を発酵させたもの。

味は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 

 

 

 

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一晩過ごしました。

埃だらけだったが、建物で寝れるだけ、非常に有り難かった。

事前に東チベット先輩に鍛えられていたので、寝袋出して爆睡安眠できました。笑

 

 

 

くぼやん氏が皆と一緒にアクセサリーを作ったり

 

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楽しい時間を過ごしました。

 

もしこの一晩の件がなかったら、散々な状況だったが、

この選択をして良かった。

やっぱり振り返ると全部含めていい思い出になりました。

 

 

翌朝は、オシュにむけてヒッチハイクかタクシー再挑戦です!

うまくいきますように!

 

 

 

★ 今のところ15日までは予約投稿で更新されます。

あとはまたwifi次第です。

 

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