1年越しの、キューバ編。スタート。

 

 

2017.5.2(火)

キューバ 1日目 - ハバナ

 

 

立ち込める排気ガスの匂い、古い町並みや乗り物、燦々と降り注ぐ太陽、からっとした空気、中心地に行くと突然別の国かと思うくらい異様に豪華で綺麗な建物や色鮮やかなクラシックカーがずらり。

 

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実感する。「ああ、キューバに来たんやな。」と。

 

 

 

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この国、ペルーを最後に間も無く約3ヶ月の南米旅が終わり、アメリカ横断旅まであと2週間。

「さてどこの国で過ごそうか。」と、私はペルーのクスコにある、毎日通っていたお気に入りのカフェの片隅にある窓辺の席で頭を抱えていた。

 

 

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本当は、今までの旅路で出会った旅の友人が口を揃えて「あの国は良かった!」と絶賛の嵐だったメキシコに行きたかった。

 

でも2週間で果たしてメキシコを満喫できるのだろうか。

もっと時間がある時に行った方がいいんじゃないか。

 

・・・と、「たった2週間ぽっち。」と1年も旅するうちに時の感覚が馬鹿になっていることと、「”いつか”がまだ必ずあるだろう。」と根拠もない予想から、夢と期待がいっぱい詰まったメキシコは、今回は後回しにした。

「次」なんてなかったことは、この時は梅雨にも思わずに。

 

 

メキシコを”後回し”にした今、敢えて近辺で行きたかった場所といえば “ガラパゴス諸島”。

ただ、ガラパゴスの島を少しでも安い日時の航空券や宿のタイミングを見計らい予約し、着いてからも島々を、この旅中最重量になっている大荷物と共に一人で転々と移動し旅する気力は、所謂 ”旅疲れ” をしていたあの時の私にはもうどこにも残されていなかった。

そんな中で “行きたかった”の候補の中でも、少しだけ後ろ向きな気持ちから選んだのが、この地 “キューバ” である。

 

 

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然しながら、アメリカとの国交が回復し、今過渡期にあるキューバ。

今しか見られない景色、今しか存在しない空気、そういった刹那的なものを見られたら、感じられたら、という淡い期待を持ちながら、足を踏み入れる。

 

 

 

空港からはタクシーにて。

もう1年も前の話なので空港でタクシーの運ちゃんと料金で大格闘したことは長期旅行にありがちなパターンということで省略。

 

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三輪自転車にクラシックカー、排気ガスたっぷりの空気に、ピーカンのお天気と高温。

中心地まで、車内から見える景色は、何となく想像を膨らませていたキューバの景色まさしくそのもので、気持ちが高揚する。

 

 

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宿泊予定だった宿は中心地のど真ん中。

周りの街並みに相反して違和感を感じられる程、とても綺麗で統一感のある豪華な建物達は、同じ社会主義国家のトルクメニスタンの首都、アシガバートを思い出した。

 

 

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青空、白い建物の前には色とりどりのクラシックカー。

街中を走っているクラシックカーとは違い、ピカピカでカラフルなクラシックカーは、いかにも観光客向けで、街中を彩っていた。

 

 

 

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今の時代には非常に珍しい、ネットがまだまだ普及していない国。

wifiの利用も、国が出している「wifiカード」というものを購入し、数時間限定で使えるという手段のみ。

 

 

 

代わりに、キューバ入国の前に「旅人ノート」や他の旅人からの直接耳にした情報などでたっぷりと情報取集し、それを頼りにキューバを旅する。

 

旅中は殆ど便利なネットに頼りきりだった私にとっては、こういう旅の仕方は少し不安もあり、少しワクワクしたりもする。

自らネットを避けることなんていくらでもできるが、あるとわかっているとつい使わずにはいられない。日本でも海外でも同じである。

 

1年以上も旅を続けてくると、どうしても気持ちとは裏腹に「旅慣れ」「マンネリ化」「日常化」してしまう。キューバという国の少し珍しい環境下は、今の私にとってちょうど良いのかもしれない。

wifiも必要最低限の連絡や情報収集だけにすることにして、2週間で1枚(5h分)のみを購入することにした。

 

 

 

Maps.meでピンを打っていた場所には宿がなく、いきなり苦戦。

現地の道ゆく人何人にも助けてもらった末、やっとこさ到着。

 

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宿のレセプション前の窓から見える同じ建物内の景色。

この建物の感じがキューバの大半で見られた景色だった。

私はこっちの方が好みだなあ。

中心地にあるようなピカピカの建物ではないけれど、また別の美しさがある。

 

 

 

◆ キューバの「宿」事情

 

キューバは多分法律のあれこれで(←うろ覚え)宿ではなくCASA(=家)、つまり民宿に泊まる。

ハバナでは「ホアキナさん家」に泊まりました。

 

ホアキナさん家は日本人旅人の中で有名なので日本人多いです。

他に韓国人も少なくはなく、欧米人もいました。

日本の一般家庭よりも遥かに大きく民宿用といった感じ。(※そこは)

多分10人以上15人くらいは泊まることが出来たはず。(←うろ覚え)

ネットから予約ではないので、当日ピンポーンして泊めてもらいます。

(しかもホアキナさん家は二階のベランダから鍵を落としてくれるシステム。)

 

クーラーのある部屋とない部屋、多分同じ値段だったので(←うろ覚え)運次第。

(私はクーラー付きの部屋で快適な日々でした!ラッキー!)

 

 

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毎朝朝食付き。内容は大体写真の通り。

ねぎ効果か、卵は日本の味付けに似ていて美味しかった。

コーヒーも小さいんですが、とても美味しかったです。

 

 

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キューバはスペイン語。

スペイン語を話せる旅行者が少ない為、喜んでもらえました。

(日本のGW期間に思いっきり被り短期旅行者の方が沢山宿泊してはったので、たまたま割合的に・・・かもしれないが。)

 

 

◆ 中南米でのスペイン語の必要性

 

中南米をある程度の期間旅行される方は、私はやはりスペイン語短期留学スタートをオススメしたい。個人的意見です。

 

通じないことも多いだろうが、英語で旅が出来ないことはない。

そもそも英語がほぼ通じないロシア語圏や中国なども世界一周人気ルートの中には何カ国もあり、そこでは気持ちばかりの単語と笑顔とジェスチャーで押し通す!という日本人旅行者が多いわけで。(私の場合はそうでした。)

ただ、中南米ではブラジルを除く殆どの国がスペイン語圏。

簡単にでも話せるようになっておくと、また旅の内容や難易度、現地でのコミュニケーションの深みなどが変わってくるだろうと思われます。

 

自発的に本気でやるなら1週間やるだけでも違う。(例えば、一般動詞とbe動詞の文が出来るだけでも全く知らないのとでは雲泥の差)

時間をもう少し確保できるなら3〜4週間取れれば、旅するには十分。(勉強する上で「話せるようになりたい!」という気持ちは必須。受動的ではイケナイ。)

私は3週間で基本的な文法(一般動詞、be動詞、助動詞、過去、接続詞 etc….)は学ぶことができました。

 

「どれだけ正確に話せていたか。」と聞かれればそりゃあいい加減なものでしたが(冠詞なんてすぐすっ飛ばすし)、そういう云々で「できる」「できない」という話をしていないということはご理解下さい。

 

言っちまえば「単純に、使えると便利で楽しいぜ!時間確保できるなら、しのごの言わずやっちまえ!」てことです。安いし。

 

★ 大体ここらへんで留学生活の話してます→ ここらへん

 

 

 

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昼間は暑いのでチェックインしたまま、夜まで涼しい部屋で仮眠。

体力がないことは自分でわかっているので、体調管理の一つとして、旅中は無理をせずゆったりスケジュールで動き、移動の日は基本的にあまり観光等の予定は立てないようにしていた。

 

 

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夜になり、外に出る。

中心地の街並みは、夜はより一層、少し畏怖の念を抱くほどの美しさを放っていた。

 

 

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整いすぎているような美しい建物は、やはり思い出されるのは、イタリアやドイツではなく、トルクメのアシガバート。

 

 

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ど中心エリアを離れると、その先はすぐ、大部分で見られる光景。

どこか懐かしいような、温かみのあるような。

中心地が例外的。両極端なコントラストが、また互いの美しさを助長している。

 

 

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今夜歩いたのはメインのツーリスト通り。

街中にはレストランが並んでいたり、ちらほらと屋台も見かけた。

 

 

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コロッケのような揚げ物。

ちなみにキューバの通過は、CUCとCUPの二種類ある。

観光客用とローカル用と、、、、、説明略。

どちらを扱っている店かで価格も極端に違ったりするので、要チェックや!

 

 

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暑い国の救世主、スムージー。

毎日水のように飲んでいた東南アジア旅の日々を思い出しながらいただく。

キューバで旅人にも大人気の「ピニャコラーダ」(パイナップルとココナッツのお酒)のノンアルスムージー版を発見。

 

 

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パスタは・・・・・・・お世辞にも美味しいとは言えなかった。

噂通り。キューバのご飯選びは慎重に。

オススメはロブスターです。他の各国に比べると格安で美味い!

 

 

夜ご飯を食べた後は、宿に帰宅。

噂に聞いていた “大量の蚊” は幸いにも数匹か多くとも10匹程度ですみ、魔法のスプレーで退治し、クーラーもあり、なんとシャワーも4人部屋の個室内!

大当たりの部屋でチェックイン前までの予想と覚悟に反して、快適な中1日目を終えた。

 

 

 

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ようやく、ようやく、キューバ編。

ちょうど1年前頃の話であり、実に7ヶ月ぶりの「旅日記」記事。

最近今更ながら深夜特急を読み始めまして、その影響で文章を書く意欲がやっとこさ湧きまして、その勢いに任せて取り敢えず1記事は書いてみました。

 

次からの記事は明日なのか、来週なのか、来月なのか、相変わらず不定期更新にはなりますが、

お暇な方、通勤通学のお供に、またお付き合い下さい。

 

残すは、

キューバ編、チリ編、ペルー編、まとめ記事。

目指せ完結!

 

 

3件のコメント

  1. 久々の更新嬉しいです笑!
    なんかブログの文章がシュッとしましたね(語彙力)

    わっきーさんにも更新お願いしますとお伝えください笑

    1. わーいありがとうございます!
      何よりブログ村ランキングからも抜けているのに見てくれはったということが嬉しいです^^

      深夜特急に感化された勢いで文章を打ったので、ちょっと今回はブログより本の活字っぽい書き方や言葉選びをしてみました。笑
      わっきーはお尻を叩くと逃げちゃうので、のんびり待ってやって下さい。。。。笑
      そういえば彼女と先日二人で純喫茶とハンモックカフェ巡りをしました。

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