午後２時頃。

尼さんと別れた後に坂を下り、ラルンガルゴンパの乗り合いバン広場に。

 

 

ここからの乗り合いバン交渉が

もーーーーーーーーえらい大変で。

 

 

乗り合いバンが見つからなかったり

ガンゼ行きに便乗すればいけるのに逃したり

ガンゼ行きをそれから捕まえようと１時間声かけたり

タクシーチャーターで５倍の値段で声かけ攻撃にあったり

なんやかんやなんやかんやで２時間くらい大苦戦したんですが

 

もうそのくだりを細かく書いていくのも疲れるくらい疲れたので

詳しい描写はカットです。思い出すだけで疲れる！

 

 

結局乗り合いバンを貸し切って通常の一人分の値段、４０元で帰ることができました！

これは粘り勝ち！　疲れたほんと疲れた。

 

 

 

ルーホウに到着したのは夕方。

バスは明日だ。

 

成都に一気に帰る予定やったけど、ルーホウからは直行便は出てへんねんて。

東チベット旅一つ目の街で立ち寄った康定（カンディン）まで行って、そこからもう一本バスだ。

成都へ帰るのは明後日になりそうだ。どんどん延びる一方やなぁ。

 

 

 

宿はそのまま一泊延泊。

ラルンガルに居た分の１泊分はそのまま支払った。

 

 

部屋に入る手前の廊下で、

 

 

 

「おい。」

 

 

 

 

 

公安（警察）だ・・・！！！！

 

 

 

 

 

ちょ、ちょ、ちょ、なんで！

これ、噂に聞いてたやつ？

ルーホウの宿に押しかけてくるって！

データチェックされたり消されたりするって！

いうてた、あれ？　それなのか？

え、え、ほんまにくんの？てかここいるし！

なんで！　うわーーーーー！！！！！　なんで！！！！

 

 

↑

内心はこんな感じですっっげーーーーーー焦ったけれど、

データを死守すべく、平常心、平常心、非常に平常心を装う。

 

 

ここは愛想だ。

愛想と平常心（仮）で乗り切れ。自分。

 

 

 

「はい。」

 

「なんたらかんたら」

 

「んーーーー！わからん！」

 

 

 

（漢字で携帯に文字を打つ公安）

 

 

 

 

「昨日どこ行ってた？」

 

 

 

 

きたああああああああああああああああ！！！！！！

ひいいいいいいいいいイ！！！！！！！！！！！

 

 

 

顔には出さない。

 

 

 

「え。ちょっと何書いてるかわからん〜。」

 

 

 

笑顔ですっとぼけてみた。

 

 

 

さらに突っ込まれる前に

 

 

「え？「どこ」ってこと？　成都！明日成都へ行くよ！

成都成都！ほら！今からあのバスにチケット買いに行くの！」

 

 

「もう出るんだからいいだろう」と言わんばかりに

水戸黄門様の印籠のように「成都」という言葉を出し、

その町の名前にすがるような思いで（内心）

 

笑顔ではぐらかす。

 

 

 

「成都？」

「そうよ。明日。成都に。」

「あーそうなんだね。成都行くには康定通らないとおけないよ。」

 

 

 

 

お。

これはもしや・・・・

 

 

 

いけた？

 

 

 

 

「パスポート見せて。」

「わかった！ちょっと待ってね！」

 

 

「待ってね」つってんのに（日本語で）

部屋までついてくる公安。

 

 

「ちょっとここで待ってて！」とドアの前でいい、

パスポートを探す

 

 

・・・ふりをして

カメラのSDカードを抜いて衣類袋の中に突っ込む

 

 

 

 

それは取越苦労だったようで、

パスポートのコピーとVISAで預かりの証明書をみせ、公安のスマホで写真をそれらの撮られ

何事もなく終了！

 

 

 

 

よ

 

 

 

よかったあああああああ！！！！！

 

 

 

 

いやほんま内心心臓が出るような思いでした。

これがラルンガルに行く前やなくて良かった！

パスポートの写真撮られている手前、荷物置きっぱで１泊して、のこのこと戻って・・・・きたりは出来ひんもんな。

 

 

にしても、なんで泊まってるってバレるんやろう？

外国人滞在届ホテルで書くんやけど、提出されてんのかな？随時。

 

 

 

 

お腹もそない空いてへんので、付属の少量の水だけで食べられるお弁当で済ませる。

なぜ写真が暗いって停電で暗闇弁当である。

 

 

 

 

このお弁当シリーズはとっても優れものでおすすめなのだ。

 

 

 

 

中にレトルトの具材、お米、スプーン、水、ホッカイロのようなものが入っていて、

ホッカイロのようなものに水をかけると、もくもくと蒸気が出てくる！

お米をセットして蓋をして１０分ほど待ったら、ホカホカのご飯が出来上がっている！

 

という、熱湯も電子レンジも要らない優れ物！

 

中国国内の長期列車移動とか、九寨溝ツアーなどのお弁当としてや、普通に食べたい時におすすめです！味も美味しいのだ。

 

 

 

暗闇弁当の時ならず、停電は結局朝までずっと続いた。

水も断水状態。

 

 

 

大丈夫！東チベット楽しいし！

こんなこと全然・・・・

 

 

なんてそんなスーパーポジティブではなく

もう「気にしまい」が積もりに積もって

 

 

ひーもう成都はよ帰りたい！東チベット抜けたい！

（↑本音）

 

 

 

でも康定を挟んで成都に帰らなあかんことが判明し

そうなると一気に成都に帰ってもビザ受け取りが間に合わへんことがわかり

そして明日は金曜日だということに気づき

ということは土日はビザ受け取られへんということを意味し

てことは月曜受け取ってからやないと次の街いかれへんやんけと

 

 

 

更に。

更によ。

 

 

 

航空券予約会社（Ctrip）から

 

「お客様のフライト時刻は変更されました。」

という一方的な報告メール。

 

 

更に

その変更されたフライト（経由で２本目のフライト）が

１つ目のフライトより時間早くなっとると。

 

 

 

 

お・・・・

追い討ち・・・・・！！！

 

 

 

 

いやいやいやいやいや。

なんのサプライズやそれは。

 

 

 

wifi繋がる時に電話してみたら

 

 

「そうですねぇ。２本目が１本目より早くなってますねぇ。

では（物理的に無理なんで）全額返金しますね。」

 

 

 

えええええええ。

そんな・・・・・！

そんなことって・・・・！

 

 

一週間前にして改めて中国から韓国のチケットを自分でとり直せというのだ。

一週間前にして。

 

 

 

決して安くない航空券を再度skyscannerから購入。

旅中でも初めてのことだ。最後の最後にして・・・！

 

 

もうスケジュールが押しに押したので、

昆明の棚田の風景を諦めて、大理から出ることに。

更に少しでも安くするために２日早く韓国に行くことにした。

（もうはよ韓国に行きたいっていう気持ちも）

 

 

 

 

ううううううううううううううううう。。。。。。。

 

言葉にならない・・・！！！！

 

 

 

だって、しゃ、しゃーない。

自分がゆっくりしたことが招いた結果。

わかってる、わかってるよ・・・！

急ぎ足ペースは嫌やったんやから、しゃーない。

何かを選べば何かを捨てなければなるまいさ。

その場の楽を取った結果がこれだよ。

 

 

当初は約２０日いるはずやった、シャングリラ・麗江・大理・昆明旅行は

謎の成都・東チベット延長に延長を重ねた結果

麗江、大理の二箇所のみで、しかも弾丸５日間となった。

 

 

 

 

明るく爽やかに楽しい！！なんて回ではありませんでしたが、

（むしろ爽やか回なんてあったかどうかはさて置き。）

旅していたらこういう時もあります。

 

 

次回こそ脱出するぞ、東チベット。

 

 

 

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