【甘孜→亜青】ホテル?いや、テントだ。いやいや、小屋だよ。

 

 

コメント第一弾、返信させていただきました!

キューバ入国以降、気がつけばコメント返信をためて、早2ヶ月・・・・。

返す返す詐欺、大変申し訳ない。

5月26日以降にコメントいただいた方にはお返事させていただいております。

(返信の順番が逆さですみません・・!)

 

今回は初めてコメントをいただいた方が多かったのですが、改めて皆様のコメント一つ一つにブログを書き続けていて良かったなと思いましたし、これからの継続の励みにもなりました!ありがとうございます。

こんな長くて拙い文章のブログですが、またお暇つぶし程度にでも読んでいただければと思います。

 

 

<コメント返信させていただいた記事>

Hなさん、Pコさん:成都、ぶらり自転車で。

Mこさん:アメリカ横断 おまけ2 / Tかさん:世界半周、ぐるりと。

Aみさん:アメリカ横断最終日 / 顔文字さん:アメリカ横断 22日目

O信者さん:ブログ、やめちまうか! / Kズさん:アメリカ横断13日目

Rごさん:アメリカ横断14&15、7、5日目

Yきちゃん:アメリカ横断7日目 / Hさん:アメリカ横断4日目

 

 

 

2017.6.28〜6.29 世界一周  444〜445日目

5カ国目(再 / 37ヵ国後): 東チベット /  甘孜(ガンゼ)→ 亜青(ヤチェン )

リアルタイム: 中国 (東チベット )/   亜青

ありがとう / 謝謝(シエシエ) こんにちは / 你好(ニーハオ)

<チベット>ありがとう / ガーゼンチー こんにちは / タシデレ

1元:約16円

 

 

 

今日は一つやらなければいけないことがあるので、またもや甘孜引きこもり日です。

 

 

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流石に宿に引きこもりっぱなしはちょっとアウトじゃねーかと思ったので、今日は気になっていた喫茶店に来て見ました。

何を持ってセーフアウトか謎やしそもそも社会的にはとっくにアウトなんですが。

 

 

 

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そうそう。あるんですよ、東チベットにも。喫茶店。

地元のおっちゃんやチベット僧の団欒の場になっていました。

 

 

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麻雀やったり、うんそんな感じです。カフェというより喫茶店。

 

 

 

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烏龍茶。魔法瓶のお湯分は何度でも飲めます。

ただ、25元。ちゃんとしたおかず一食分にはなるのでご覚悟を。

私はここに5時間程居座らさせていただいたので納得の価格ですが。

 

 

お会計の時、

 

「次どこ行くの?」

「亜青(ヤチェン)だよ。」

「おー!ヤチェン!!お参りに行くんか!ええやん!!!」

 

家族経営なのかな。店員さんは皆仲良しでフレンドリーでした。

 

 

 

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店名これね。川の近くで二階にあります。地図載せますね。

 

 

 

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ちなみにこの日の昼ごはんはこれ。(昼ごはんつっても夕方5時やけど)

「宮保鶏丁」 鶏肉とカシューナッツ炒め

 

これ、めちゃくちゃ美味しかったです!大当たり!!!

回鍋肉土鍋ご飯、成都の宿近くのお粥と並んでトップ3入りました。

この店が美味しいのか、そもそもこれが美味しいのか。

でもお肉ぷりぷりでした。

 

 

 

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お店ここ。(多分)若い夫婦が経営しているお店。奥さんめっちゃ美人。

 

 

 

 

翌日。

 

いよいよ5泊もした甘孜ともさよならです。

いや何故あんなにゆっくりしたのか。引きこもったのか。自分でも未だに謎である。

 

 

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昼ごはんはちゃっとチャーハン。

でもこのチャーハンはそんなに美味しくなかった。

 

 

 

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亜青に行く前にチベットの数珠を露店で見ます。

前に「数珠買いたかったけれど、8000円や15000円した。」と記述したと思うのですが、あれ、私の完全なる勘違いで。

何故あの時だけそうなったのか、「0」一個間違ってました。笑

 

 

 

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と、いうことで数珠ゲット。

 

約750円です。やったねー。

この数珠の石の模様は確かチベット文字だか宗教的な意味だかあったはず。

去年聞いた話なのでうろ覚えですが。

 

 

ラルンガルゴンパ成功や東チベット旅が良き旅になりますようにとか世界一周の安全と無事とかそもそも私の人生に幸あれとかもう欲という欲を詰めまくって願いを込めて身につけていたのですが、

 

調べてみたら、

数珠って108個(これはチベット仏教でも日本の主流の仏教でも同じ)で煩悩の数を表しているらしくて。言われてみれば確かに。

そして、数珠って仏や菩薩の礼拝し心に念ずる時と、煩悩を消滅させようとする時などに用いるらしい。

 

煩悩まみれやないか。

 

 

チベット仏教の聖地”亜青”で心を綺麗にして来ます。

 

 

 

【甘孜の地図】

 

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オレンジ:一望できるところ。甘孜に来たからには必ず行って欲しい。

紺色:泊まっていた宿。3回前くらいに詳しく紹介済。

ピンク:喫茶店

赤色:乗り合いバンのターミナル

黄色:今日紹介した宮保鶏丁を食べたお店。この通りはご飯屋さん通り。

:よくブログで出てくるホテル。が、私が行った時は閉鎖していた。(2017.6)

 

 

 

 

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さて、いよいよ甘孜(ガンゼ)から亜青(ヤチェン)へ。

 

青色の円形が甘孜で、現在地が亜青です。

多くの日本人旅行者の東チベット周遊コースでは一番奥地エリアになります。(私も行っていないけれど、ほんまはまだまだ奥まで続く。)

 

 

 

15時半。

 

乗り合いバンのところで「どこ行くんだ?」と客引きに合い、「亜青(ヤチェン)だよ。」というと「おっけー。こっちだ!」

 

値段もネット情報通りの45元

亜青行きのバンに連れて行かれると、既に私を含めて満員。

 

普通に行けるんやないかい。

 

「東チベットといえば毎日朝が早い!」があるあるでしたが、昼前に出ても、15時半でも、乗り合いバンはありました。

 

 

 

一緒に乗っていたのはチベットのお坊さん達と、中国人二人。

男の子と女の子。

二人とも英語は全く通じず、意思疎通を図られることはなかった。

 

男の子の方に至っては、英語で一言話しかけてみると、眉間に皺を寄せピクピクピクピク!!!と痙攣している。「そない嫌がらんでも・・・・。」とちょっと申し訳なくなったことを覚えている。

後にこの二人と仲良くなるなんて、この時の私は夢にも思わなかった。

 

 

車中は3人で同じ席で私は真ん中。

ここは絶景ルートなのだが、3列目の真ん中ということでほとんど景色は見えず、仕方ないので終始寝ることにした。

私を挟んで二人は3時間ずっと喋っていた。

 

 

 

もうすぐ到着しようかという時に、女の子が私に話しかける。

「あなた、宿はもう決まっているの?」

 

google翻訳を使ってだ。

 

翻訳はあまり万能とはいえず、話はわかったり少しわかったり全くわからなかったり。

なんとかわからないながらもやりとりをした結果、今は亜青はちょうど大きな行事(法事)らしく、宿は多分ないよって。

 

「私、ホームステイするけれど(家族生活:この時は家族がそっちに住んでいるとかなんとかだと誤解していた。)一緒に来る?」

 

ありがたい話だ!

まあ実際はこの時ここまできっちりわかっていたわけでも確証していたわけでもないのですが、よくわからなかったからこそ、とりあえず言われるがままについて行ってみることにした。

 

 

 

7時頃、亜青(ヤチェン)到着。

 

他の若い中国人カップルらしき二人と尼さん一人が、中国人二人をお出迎え。

先ほどの中国人の女の子に「こっちよ!行くよー!」と声をかけられ、私も着いて行く。

 

 

 

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バンを降りたらすぐに長い長いマニ車の道が!

はて、前回こんなんあったけな・・・?

 

 

 

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大きなお寺まで。

はて、こんなん前回あったっけな・・・?いや、なかったよな。

 

前回から1年と1ヶ月。随分様変わりしたようで。

いろんな建物が新設されていた。(特に入り口付近)

 

 

 

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おーーー!懐かしい!!!!

ここ、去年こけてズル剥けになった場所!

 

はい、ここから私は懐かしい厨と化します。

 

 

 

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女の子の言った通り、余程大きな行事があるんやろう。

とにかく行列で、とにかくえらい数の人が街中に。

全然知らんかった・・・。

 

「こら宿も空いてへんやろな。」

と、ここでやっと女の子のさっき話してくれたことが繋がる。

 

 

 

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あーーー!懐かしーーーー!

橋だ!!!去年街を案内してくれた尼さんと別れたあの橋だ。懐かしいなぁ。

(懐かしい厨発動中)

 

 

 

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街中をどんどん進んで行く。

えらい数の人の行列の中に入って。

 

 

 

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この旗!!!!!懐k(略

 

 

 

どんどん皆は進んでいきます。

標高4000mでサブバッグ担いで街の端っこまで普通のペースで歩いて行くんやもん・・・・・

 

む、、、

 

 

無理です。(泡

 

ヒーヒー言いながら必死に着いて行った。

気を使ってちょっと止まって休んでくれたり、最後の方はスーツケースの上にサブバッグ乗せてくれたり。

優しいなぁ・・・!ありがとう。不甲斐ない。

 

 

 

結局街は全部通り過ぎ、一番奥の大草原の方まで。

一体どこに行くんやと思うと・・・

 

 

 

 

 

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フ、、、、、、フェス・・・・・・?

 

 

 

 

 

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今宵の宿はこちらのようです。

 

 

 

 

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まさかのテント。

 

「ホテルに泊まるか、いや、まあ一泊なら、ホステルで最悪wifiとシャワーなくてもえっか。」

とか考えながら亜青に来たのに、まさかのテント。

 

 

いや、いやいや、でもよ。

私、声かけてもらわれへんかったら、野宿やったんやないの?

 

そう思うと、ここでぶわーーーー!!っっっと、

「え!やばかったやん!」っていうのと「助かったーーー!ありがとう!!!」という気持ちが。

 

今置かれている状況を、やっとこさこの時に自覚する。

 

 

 

 

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なんと夜ご飯までご馳走に。

当たり前のように、私の分まで装ってくれた。

当たり前のように、だ。

 

米にじゃがいもと葉っぱ(チンゲン菜?)を乗せたもの。

美味しいし、なんか美味しいとか不味いとかやなくて、優しい味でした。染みる。

 

ああなんでこんな優しいのさ・・・!となんか食べながら泣きそうになった。

 

 

 

泊まるところを助けてくれた女の子に、「あなた、宗教は?」と聞かれる。

 

他の状況の時なら正直に「仏教やけれど、そんなに信仰は強くないよ。」「無宗教というわけではないけれど、葬儀や行事などは仏教だよ。」と答えるのだが、ここは

 

「仏教だよ。チベット仏教は日本の仏教に似ているんだよ。」

と答えた。

 

その方がこの時は相手も悪い気がしないし、良い気がした。

 

 

 

テント泊久々やなぁ。

パタゴニアと、あとこういう大きいのっていうたら、1年前のキルギスくらいやなぁ。あの時はお客様用観光客用って感じやったなぁ。

てか私、半袖とウルトラライトダウンとマウンテンパーカーしか持ってへんやん。

寒いかなぁ。こんなことやったらもうちょっと防寒具持って来るべきやったなぁ。寝袋もあった方がよかったかなぁ。

 

 

・・・とか、そんなことを考えながら夕食を食べていたのだが、

 

 

「さ、行くわよ。」

 

 

 

 

???????

 

 

 

 

 

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(訂)今宵の宿はこちらのようです。

※ 翌日撮影。

 

 

 

 

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そう、亜青といえば「尼さんの宿坊群の街」なのですが、その宿坊に宿泊できるみたい!!!! これは貴重な経験だ。

 

 

 

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こういった細い路地の中を入っていくと、ありました。

 

 

 

 

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中はキッチンとダイニング的なところが玄関から直の部屋で、その奥が寝室と行った感じの2部屋。

割と中は普通のお家でした。小さめの家やけれど、一人暮らしなら十分問題なさそう。

 

寝室は余計なものは置いておらず、すっきりしている。

仏具と仏教の教科書でいっぱいだった。

 

 

 

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「このサンダル、あげるわ!私は尼さんだから使わないの。」と。

 

一緒に宿泊する中国人の女の子も

「私じゃ大きすぎるわ!履いてみなよ!

お、ぴったりじゃない!貰っとき貰っとき!あげるって!ね!」

 

 

このデザインを履くことは日本でないやろし、厚底サンダルは旅中も履かんやろし、めちゃくちゃかさばるし、今サブバッグ一つで東チベットまわってるし、、、、

正直絶対いらんのです。やんわり「でも、悪いよー!」とかなんとか断ろうとしたんですが、「私要らんわこれ!日本でこれ履かんわ!」なんて本当のことは万が一にも言えず、傷つけるわけにもいかないので頂戴することに。

 

・・・善処しよう。日本でも履けそうなら、履こう。善処。

 

 

ということで、私の旅のアイテムに厚底サンダルが加わった。

貰ったからには、履くように努力します。

 

 

 

その後も、しばらくの間話をした。

・・・といっても言葉は皆無で伝わならいので、基本google翻訳大先生様。

 

どうやら二人は元々友人のようだ。

 

お湯も出してくれて、座布団も出してくれて、完全にお客様。

まさかこんなことになるとは本当に予想していなかった。

でも、夜に3人で一人暮らしの尼さん、いや女の子の部屋でお喋りなんて、ちょっとした女子会のようだった。

 

 

 

23時頃。

そろそろ寝ようか、という流れになり

 

「こっちよ。」

 

 

 

 

??????

 

 

 

 

 

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(訂)今宵の寝床はこちらでした。

 

 

 

最終的に行き着いた寝床は、宿坊の横の小屋でした。

 

 

 

 

小屋で寝るのは、しかも完全に一人サイズ布団を二人で寝るのは旅中でも初のことだったが、毛布も分厚いし、寝るには十分だった。

お互い一晩中押し合いへし合いしていたような気がするが、案外快適に安眠だった。

 

それより何より、雨の中、寒い気温の中、暖かい布団の中で、こんな突然の訪問者を受け入れてくれた皆に感謝の気持ちでいっぱいだった。

 

 

思い返せば、

 

適当に、本当に適当に5泊も甘孜にいて、

前日に適当な時間に起きて、やらなあかん作業が夜中3時に終わって、

またもや当日適当な時間に起きて、適当な時間ゆっくりして、シャワー浴びて、

気が向くままにぶらぶらしたりして数珠とか買ったりして、

 

ほんで適当に適当が6日間積み重なった結果、あのタイミングの亜青行きの乗り合いバンに乗り、あの女の子に出会って、今ここで寝てるって。

 

これってすっっっっっっっごい確率なんじゃないかって。

 

 

6日間、一個でも違ってたらこうなってないってことで。

偶然が積み重なってできた出逢いの凄さとありがたさを感じた1日でした。

 

 

 

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