どうして「20ボリ」が「60ボリ」になるのか。

 

 

 

 

民宿小林に沈没中です。

パラグアイのイグアス居住区で見る空はとても広く、夕日もとても綺麗です。

 

 

 

2016.1.25 世界一周 289日目

 30カ国目:ボリビア / ラパス

リアルタイム: パラグアイ / イグアス移住地(沈没中)

お金:1ボリビアーノ:約16円

ありがとう / グラシアス こんにちは / オラ

 

 

ラパス3日目。

 

 

高度は順応したようで高山病はすっかり大丈夫だが、

どうやら風邪をひいてしまったようで。

 

鼻水に咳。割とがっつり症状が出始めた。

 

 

なんてタイミングだ。

今回ばかりは悠長なことは言ってられない。

絶対に治さなければならない。

だって2日後からは、ウユニ塩湖だ。

 

 

ウユニ塩湖は世界一周前に、

「世界一周中に一番行きたかったところ。」

なのだから。

風邪をひいている場合ではないのだ。

 

(※ めちゃくちゃ青臭い記事ですが、2年弱前に書いた記事。

→「世界一周中に行きたい場所」ランキング: )

 

 

 

ウユニは翌日の夜の夜行バス。

 

ウユニで風邪なんて、

たまったもんじゃない。絶対に嫌だ。

 

 

「体調不良で景色どころじゃありませんでした。」

なんて、とても笑えない。ネタにもならない。

「ウユニ塩湖に行ける。」なんて一生に一度の話なのだから。

 

 

この風邪のひき方は「風邪っぽい。」では留まらず、がっつりひいてからの長引きそうなパターン。

でも今回ばかりは早々にお引き取り願いたい。

 

早速、11時間睡眠+3時間昼寝という荒技にでるが、一向に良くならないので、薬の力に頼る。

頼む・・・!

 

 

 

午前中がっつり休ませてもらったので、午後は予定を進めていく。

ウユニ行きのバスのチケット予約しに行き、その足でラパスで有名な日本食レストラン「けんちゃん」へ昼食兼夕食を食べにいくことに。

 

 

 

★ ラパス→ウユニ ★

バス会社:Todo Turismo (値段:250ボリ)

 

この間のバス移動で盗難のトラブルもまちまち耳にしていたので、お金を出して観光バスにお願いすることに。

水、ご飯2食(夜、朝)、紅茶やコーヒーがついてくる。

夜ご飯は米肉野菜の簡単な機内食的な感じで、朝はクッキーと小さいケーキなど軽食類。

セミカマでリクライニング有り。席広め。

 

※ 前日のお昼過ぎに申し込みに行き、私達を入れて残り4席のみだった。

(1月新月の日ウユニ到着。)

 

 

 

ツアー会社から日本食屋「けんちゃん」は、2.5km程。

3000円のクッションカバーは何の惜しげもなく支払うのに、200円のタクシーはどうしても手が出せない。

 

選択の余地もなく、迷うこともなく、約2.5kmの散歩がスタート。

 

 

 

その道中の話だが、

ここで実際ラパスに来てみて意外だったことを1つ。

 

 

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意外と都会だったということ。

 

 

ラパスって、ブログなどではお土産物屋さん通りの写真やボリビアの民族衣装のおばちゃんの写真が載せられていることが多くて、そのイメージが強く、町のイメージもなんとなくそこから想像していて、随分ラパスの「街」具合に驚きました。

 

「普通に道路、4車線や6車線で車走りまくってるやん!!!」

「高いビル建ち並びまくってるやん!!!」

みたいな。

 

 

 

そして、なんと。

 

 

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「塩TOYOTA」まで発見。

 

さすが、世界のTOYOTAです。

こんなところにも驚きクオリティ。

 

TOYOTAの店舗内に・・・

 

 

 

 

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塩トヨタ車。

 

これ、塩で出来てるんです!!!

塩の車。凄い!!!!

恐らくきっと、ウユニ塩湖の塩のはず。

 

 

途中から雨がふってきて、雨にふられながらも黙々と歩き進め、

やっとのことで、「けんちゃん」到着・・・!

 

 

 

 

が。

まさかの、閉店

 

 

 

 

服もびしょ濡れになり、寒い気温の中、2.5km歩き、

「けんちゃんにいけば、温かいみそ汁がのめる・・・!」

を、合言葉に2人で歩いて来たのに・・・!!!

 

 

中に入ってスタッフさんらしき人に訊ねてみると、

3時半から7時までは一旦閉まってるのよ。」と。

 

 

 

そして

今、3時40分

 

 

 

なんたること・・・・!

たった、10分前・・・!!!!!

 

 

心が折れた我々。

階段の途中、その場でへなへなと腰をかけ、打ち拉がれていると、

 

「あ。今こられたんですか?」

 

と、声をかけてくれた日本人女性。

 

 

Aちゃんである。

 

 

9月から世界一周をしているというAちゃん

どうやら我々のブログも読んでくれたことがあり顔でわかったようで、声をかけてくれた。

ここから少し雑談をし、けんちゃんが開く時間までに宿の往復も中途半端な時間になるので、開店時間まで「3人で茶でもしばこか!」という話に。

 

 

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結局、ここで仲良くなり、今夜の夜景も明日の泥棒市も一緒に行くことになったので、

「けんちゃん閉店事件がもたらしてくれた出逢い。」

ということで。良かった良かった。

 

 

 

そして・・・

 

 

 

 

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けんちゃん・・・!!!

 

 

寒い、雨の中、濡れながら長距離歩いてきたこと。

10分差で入店できなかったこと。

それも相まり、もう今やここは桃源郷か何かかのような場所となっていた

 

 

中は、なんとお座敷席もあり、まるで日本そのものだった。

雰囲気はまるで、「ちょっと大きい温泉施設にある和食ごはん屋さん」的な。

 

 

 

ご飯を注文。

料理が運ばれる前には、なんと

 

 

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おしぼり。

 

久々にみた!!!! おしぼり!!!!!

2人共テンションがあがる!!!!

わーーー!おしぼりだ!おしぼりだよ!!!って。

日本にいたら当たり前のおしぼりに、こんなに喜ばしい気持ちになるなんて。

 

 

そして

 

 

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カツ丼。

 

うまかったーーー!

みそ汁も日本茶も美味しい!!!!

冷えきった身体と、風邪っぴきの身体に染みるーーーー!

 

 

 

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しかも。食べきれない程の量だった。

満腹、満腹・・・!

最後はフードファイトのよう。

 

けんちゃんに行かれるご予定の方々。

めちゃくちゃお腹空かせて、行って下さい!

 

 

 

そして

 

 

 

 

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次の日、リピートしました。

 

 

 

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刺身だーーーー!刺身!!!!

なかなか旅中に食べられない、刺身!!!!!

最高。天国でした。

 

 

 

ちなみに二日目の「けんちゃん」では、

先程知り合ったAちゃんと、脇さんのキューバで知り合った友人直人さん

と、先にウユニに向けて出発してしまったが、もう一人日本人女性の方と一緒に夜ご飯を食べました。

 

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風邪で寒気がすごくて、アイスランド並みに着込んでますが。

(それでも刺身を食いたいという、食い意地。)

 

 

 

直人さんは自分のサイトを持ち、また、ブログも書いてはります。

→ 「WORLD RUNNER」

 

なんと、5〜6年も旅をしている大ベテラン!

雰囲気が柔らかく落ち着いていて、頼れるお兄さん。という感じです。

 

 

驚きだったのが直人さん。

私と予算が然程大きく変わらないにも関わらず5〜6年旅をしていること。

 

一方私の旅は1年半で予算ぎりぎりといったところか。

なんてこった。

直人さんが凄すぎるのか、私がやばいのか。はたまた両方か。

 

 

 

話は前後しますが、1回目のけんちゃんの後も、

Aちゃんと直人さんと合流し、ラパスの夜景を見に行きました。

 

 

ラパスはすり鉢状の町になっていて、夜景を見る為には上まで上るのですが、

夜は治安のことも考え、タクシーでチャーターしていくのがいい。

と、なると最大人数の4人が一番お得です。

 

調べたのは1台で、上での待ち時間有りの往復チャーターで40ボリ

注意点は、後払いにすること。

 

 

 

タクシーを捕まえ、チャーターをお願いすると

 

 

「20ボリでいいよ!!!」

 

 

 

え、安すぎる!!!!!

調べたお金の半額じゃないか。

 

 

ウマい話の方が、逆に怖い。

というのは旅中あるある。

 

「本当に1台20ボリ?」「全員で20?」「待ち時間ありで往復?」

と、何度も何度も確認。

 

 

怪しいなと思いながらも、これが本当ならラッキーな話だ。

不安要素を残しながらも、20ボリでチャーター。

 

 

肝心の夜景は

 

 

 

 

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めちゃくちゃ綺麗でした。

 

 

360度、見渡せる夜景!!!!!!

写真以上、想像以上でした。

 

高度4000mから見る世界一標高の高い首都の夜景は、

雨のなかで少し雲がかっていても気にならないくらい、めちゃくちゃ綺麗だった。

 

 

 

 

そして宿近くまでタクシーで戻ってもらい、支払いをしようとする。

 

 

 

「60ボリだよ。」

 

 

 

 

案の定すぎる。

 

 

 

提示額の3倍だ。

何故平気でそういうことが言えるのか。

何故20ボリが然も当然の如く60ボリになるんだ。

あれか。そういう魔法でもかかってるのか。

 

 

でも、旅ではこんなことは珍しくない話。

 

誰一人「え!!!!」なんて驚くことなく、「やっぱり。きたきたきたきた。」なんて言いながら、泣き寝入りする訳にはいかないので、言い合いがスタートする。

 

 

 

「え?何で?全部で一台20ボリっていうたやん。」

「60だよ。行きに20、帰り20、友達の宿に寄ったから20だ。」

「往復で40て言うたやん!!!乗る時確認したやんか。」

「行きに20、帰り20、友達のとこで20だ。」

 

 

60ボリの一点張り。

 

事実を普通に平気な顔して変えてしまう。

一部ではあるが、タクシーの運転手っていうのはどこの国でも、ほんま・・・!

 

 

確かに近くではあるがAちゃんの宿に寄ってピックアップしたので最悪「20」は納得がいく。

でも行き帰り別々で20ずつというのは、正々堂々と言っていることが違うので絶対に支払うのは納得がいかない。

 

 

それからもう少しの間言い合って、結局40で折り合いがついた。

そもそも条件を後から変えるつもりなら、最初から40て言えばいいのに。

相場が40っていうのはこちらもわかっているのだから。

 

 

思いっきり言うてることちゃうのに、そのまま言い値で出してしまう旅行者もまた、多いのだろう。

 

特に金銭関係で、「あわよくば。」と、しれっと嘘をついたりふっかけたり誤摩化したりする人は、最早驚きもしない程に頻繁に出逢う。

でも、もしスペイン語や英語が全く理解できず、こんな感じにごり押しされたら、「もう、いいや・・・。」ってなってしまうかもしれない。

 

話せなくても旅はやっていけるけれど、使えれば本当に差が生まれることが多い、「言葉」。

あと、単純に話せるとやはり旅はより楽しくなる。

 

 

 

 

まあ一悶着あったが、夜景もめちゃくちゃ綺麗で、新しい友人も2人できて、満足でした。

ラパスの夜景。あれはラパスに立ち寄るなら行く価値ありです。

 

あっという間に明日はラパス最終日

そしてラパスで2人が楽しみにしていた「泥棒市」に行ってきます!

 

 

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ラパスの夜景、見てみたい!

タクシー運ちゃんと一悶着は、「旅あるある」。

使えなくてもいけるがやはり使えると便利な「言語」。

トンカツに刺身に、地味に飯テロくらった。

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