kamomosiでの日々。【前】

 

 

2016.11.23〜1.22 世界一周 226日目〜286日目

29カ国目:グアテマラ / サンペドロ ラ グーナ

リアルタイム: パラグアイ / イグアス移住地(沈没中)

お金:1ケツァール:約15円

ありがとう / グラシアス こんにちは / オラ

 

 

 

グアテマラ編も終盤です。

ここで、kamomosiでの日々の話を少し。

 

 

 

 

「kamomosiでは晩ご飯のことを考えながら1日を過ごす。」

といっても過言ではない程、夜ご飯を楽しみに日々過ごしていました。

(こんなことを書いたらハードルが上がってお客さんの満足度がうんたら〜・・と苦い顔をする辻さんの顔が目に浮かぶ。)

 

 

どれも本当に美味しかったのですが(社交辞令ではない)

料理の写真をあげ出すとキリがないので、

個人的に特に好きだったご飯BEST4を勝手にランキング。

 

 

 

4位

 

 

辻さん特製カレー

 

 

 

 

2位(同率2品)

 

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天ぷらざるそば(※お昼の賄い飯系)

 

 

 

 

2位(同率二品)

 

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ペペロンチーノ(※お昼の賄い飯系)

 

 

 

 

1位

 

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野菜だけ和食ごはん

 

 

 

「日本人宿にしては」「海外にしては」ではなく、普通にめちゃくちゃ美味くて、本当に胃が幸せな日々でした。

「これが奥さんの料理の腕前ならば、旦那さんは浮気もせずに毎日家にすっ飛んで帰ってくるだろうな。」

なんてしみじみ日々思いながら、美味い料理を噛み締めていました。

胃袋がっつり掴まれてます。

 

まあ、残念ながら、料理の腕前が凄い美人な若奥様ではなく、料理の腕前が凄い頑固変人の50代のおっさんですが。

 

 

 

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そんな頑固変人親父の堅苦しいあれこれをやわらかーーく中和してくれる

愛くるしい看板犬が、2匹。

 

 

 

 

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一匹目は、カフェ

 

アイドル界で言うところの「正統派」ってやつです。

めちゃくちゃ賢くて、空気を読んで、人間の顔色を良く見ていて、もうまるでまさしく人間のような、スーパーわんちゃん。

 

 

ただ、

本当にお利口さんなんですが、「湖」に対しての熱意だけは別

 

 

「泳いで、湖にいる鳥を捕まえる。」

 

という、まるで「海◯王に俺はなる!」かのような、果てなき野望を持ち続けている、彼。

一旦湖付近に行ってしまうと、まるで取り付かれたかのように大暴走。

ヘドロの沼の中につっこみ、沖の方まで泳いでいき、あとはひたすら泳いで鳥達を追っかけ続けます。

こうなったらもう呼んでも戻ってきません。

 

お利口さんなので勝手に気が済んだら自力で帰ってくるので、

我々は「Adios!」と一言叫び、宿へ一足先に帰り、

やがて休日に趣味の釣りやゴルフに行って来たお父さんのようにご機嫌に帰ってくるカフェをのんびり待つのです。

 

そして戻って来た、「カフェ(茶)」ならぬ「ネグロ(黒)」になってしまった、まるでドブネズミのような見知らぬ犬に、kamomosiにいる人々一同が絶句するのです。

 

 

そういえば、潔癖気味の安里。(kamomosiメンバー紹介:

 

 

カフェネグロを見て今にでも気絶しそうな彼女を見て、

 

「いけ!カフェネグロ。今だ!安里に飛びつけ!!!」

 

と、密かにわくわく期待していたのは、私だけではないはず。

 

 

 

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さて、こぼれ話は少ししましたが、今のはカフェの数少ない「茶目っ気」の部分。

基本的には超お利口なスーパー看板犬のカフェ君です。

 

実に人間らしく、誇りもプライドも持っているわんちゃんですが、甘えん坊な部分もありますので、是非、宿にお泊まりの際は可愛がってあげて下さい。

 

 

 

続いて、2匹目。

 

 

 

薄井幸代です。

 

この子はkamomosiに突如現れた迷い犬。

元々グアテマラ(サンペドロ)に多い、放し飼いの自炊犬(自分で餌を町中で探して食べなきゃならない飼い犬)。

そもそも首輪もしていないので野良犬か自炊犬か判別したのも少し後の話なんだが。

 

 

少し餌をやると、そのまま通ってくるようになって、次第に半分こちらで飼っているかの状態に。

ある日、ももちゃん(kamomosiメンバー紹介:と私で、食品の買い出しがてら薄井幸代の散歩にいっていると、

 

 

 

「Hola! Hola!

ES MIYO.  Este perro.(私のよ、その犬。)」

 

 

これまで 所有代名詞(miyo tuyo)が授業でなかなか覚えられなかった私が、この一発で覚えたほどの衝撃だった。

 

 

想像出来ますでしょうか。

 

突如遭遇した飼い主に、その飼い犬と散歩している我々。

そして「私の犬なんだけど。」と言われている絵面が。

 

 

宛ら、こちらは誘拐犯。(※実際は束縛監禁はしていない。)

掴み掛かられてるんじゃないかと覚悟した。

 

 

 

「Si tu quieres este perro, yo voy a venderlo.」

(その犬もし欲しかったら売るわよ。)

 

 

 

 

 

「え?」

 

 

 

 

 

「Si tu quieres este perro, yo voy a venderlo.」

(その犬もし欲しかったら売るわよ。)

 

 

 

 

 

 

「この子ね、子供の頃からずっとずっとね、大切に育てたのよ。

だから・・・・

 

 

3000円ね。」

 

 

 

 

 

 

薄井幸代、3000円で売られる。

 

 

 

 

 

3000円を受け取るなり

「Gracias!  Adio~s!」

 

 

 

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晴れて、12月24日。クリスマスイヴの日。

 

何ともあっさりと

薄井幸代、kamomosiの犬となりました。

 

 

 

 

 

そこからの薄井幸代は日々奮闘。

 

宿でうんちしたり、道で拾い食いしたり、お客さんにご飯をおねだりしにいったり、まかり間違っても噛んじゃったりしないように、しつけの開始です。

もしやってしまったなら、辻さんにしばかれます。の指導が入ります。

 

 

なかなかの早さで、一つ一つ、確実に覚えていく薄井幸代。

散歩の時、リードなしでもちゃんと一緒についてくるし、呼べばほぼほぼ戻ってくるようにもなってきました。

 

覚えは早いのですが、いたずら好き盛りのお年頃に加え、元自炊犬。

わかってはいるけど、なかなか「拾い食い」の習慣が抜けなかったり、「綱などの物を噛む」「庭を荒らす」などの欲には勝てないようで、辻さんにしばかれるの指導が入るのは、日常茶飯事。

 

 

 

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代わりに、毎日ドックフードとお肉を貰い、ふわふわの暖かい寝床もGETし、沢山のお客さんに遊んで貰えるようになった薄井幸代。

我々と一緒にいく散歩も、とても楽しそうで嬉しそうです。

「人間と習慣的に一緒に散歩にいく」という行為は、グアテマラ(サンペドロ)にはほぼ存在しない文化です。

 

 

 

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一連の件を見届け、いつも一緒にいたので、サンペドロを出る時は正直寂しかったです。

大好きな小さな友人は、地球の裏側で飼われているのだから。

 

 

「kamomosiの看板犬」まではまだ遠い道のりの、薄井幸代。

頑張れ、薄井幸代。

 

グアテマラのわんちゃんはい飼い犬であろうと生きていくのが色々大変ですので、無事にkamomosiで怪我することなく脱走することなく、すくすく育っていくことを願うばかりです。

また大きくなった時、いつか会うことができたらな、なんて、なかなか現実味のない願いをひっそり抱くのです。

 

 

 

 

長くなりそうなので、前編後編に分けます。

続きはまた明日!

 

 

 

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2件のコメント

  1. あれだけご飯の事は書くなと言ったろ!次来たらしばくじゃなくて指導怒。ご飯の美味しいと言う噂が立ってそれでなくても大変なんだから。その上泊まれない宿というオマケまでついてしまい休む暇もなし。自分の記事の影響力をもう少し自覚しなさい。
    薄井幸代は病気と拾い食い、脱走によるしばきじゃなくて指導により一日中ションボリ寝てます。既に注射4本を打ち、買った値段より高くついてますよ。また木曜日に注射です。ご飯もササミのほうが良かろうと鳥を丸ごと買う羽目に。鳥の解体の手間がさらに増えるは、前さんとっくにいないのにいつまで手を焼かすんだ?

    1. お元気そうでなにより。
      kamomosiのご飯は今日も美味しいんやろなぁ。

      さちよもすっきりしたようで。丸刈りで。

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