2016.9.17〜18 世界一周 159〜160日目
18カ国目:モロッコ / トドラ渓谷
リアルタイム: ポーランド / ヴロツワフ
お金:1ディルハム:約10円
挨拶:ありがとう/ シュクラン こんにちは / サラーム
さて。
今回よりモロッコ旅行記を再び綴っていきたいと思います。
もう皆さん既にモロッコ旅は記憶に残っていないかと思われますので、
簡単にあらすじを。
モロッコは「関西女子」のゆうき氏と二人旅。
フェズでやわらかいパンと珈琲をゲットすべく宿スタッフに媚を売りまくり、
私のパッキングと荷物量が問題視され、ゆうき氏による断捨離&パッキング合宿(辛め)が発生し(あ、いや、ほんと感謝してます。)、
シャウエンで二人ともトマト&イビサ風邪をひっさげたまま写真を撮り撮られまくり、
メルスーガのサハラ砂漠でぽんこつがぽんこつながらも砂漠と夜空を大満喫し、
のりこハウスで川にパンツが流される。
ざっとこんな感じです。
そして、
モロッコの有名日本人宿「のりこハウス」での日々は続きます。
のりこハウスもはやくも3日目。
今日はのりこハウスから徒歩10分程。
トドラ渓谷にやって参りました!!!!!!
「みよ!この規模を!!!」
と言いたくなるほどの壮大さ! 大迫力!!!!
豆粒サイズになってる私と渓谷を比較して見て下さい。
我々はとにかく「のりこハウスでだらだら生活」をすべく必死になっていたので、
「のりこハウスって、「トドラ渓谷」ってところの近くやねんて。」
「へえー!それより日本食。」
と、期待どころか一切調べさえもしなかったので
意外や意外に素晴らしい自然のスポットに驚きと興奮を隠せませんでした。
これが宿から徒歩10分やねんもん。
そんながっつり観光スポットやと思ってなかったわ。 何だかお得気分。
本当に大迫力&美しい、岩壁!!!!
暑いのはちょっと我慢して太陽が上にあるお昼頃にいくと写真的にはあんま影にならんくてええみたい。
でも「トドラ渓谷を散歩」を目的に考えると、比較的涼しい朝&夕方に行く人が多いです。
モロッコは砂漠地帯やしトドラ渓谷は暑い中岩壁の間を歩いていくのかと思いきや、
意外に涼しくて。
渓谷の間は川が流れていました。
景色も音も涼しげだったし、実際に涼しかったです。
居心地よくて、気がつけば結構長居しちゃった。
冷たい川に足をつけながらだらだらとお喋り。
宿に引きこもりがちの我々なので、どっちにせよだらだらしているんですが、気持ち程度にちょっと健康的!
(と、自分達に甘い結果二人とも甘い体系に・・・。)
「ゆうきちゃんを撮ろう。」シリーズ。(単発一人企画)
ゆうきちゃんといえば自撮りの時の「おすまし顔」なんですが、
自然な笑顔が素敵ですよ、君。
翌日の夕方。
私は一人、のりこハウスでうーーんうーーん唸っていた。
トドラ渓谷のロッククライミング
に挑戦するかどうか、ひたすら悩んでいた。
それはそれはそれはそれはもう
めっっっっちゃくちゃ迷いまして。
基本、興味があれば何でも挑戦する方の私。
スカイダイビングや水中飛び込みとかは迷わず即決なのに、
身体・運動能力を問われるロッククライミングは、
やりたい、ほんとにやりたい!!!けど、
とにかく自信がない。
「大丈夫だよ!誰でもできるよ!」
と、のりこハウスにいる皆さんは言ってくれるが、
幼少期より運動系というものほぼ全て、
片っ端から学年最下位記録を叩き出してきた人間です。
「アメトーーク」の「運動神経悪い芸人」をご覧になられたことのある皆さん。
私、まさにあれです。
あれ、ヤラセやと思ったことある方いらっっしゃいますか?
いいえ。実在します。ここに。
「普通は大丈夫かもしれんけど、大丈夫ちゃうねんてー・・・。」
そういいながら、うじうじうじうじ悩んでいました。
「やりたいのに、やらない。」
そんな自分は大嫌い。
だから色々やってきたけれど、今回は
ほんまのほんまに自信がない。
20mの岩壁を登るなんて、想像もつかない。
のりこハウスにきてから3日と半日。
もう日は暮れかけている。
出発は翌朝。
これが最後のチャンス。
悩んで悩んで、うじうじ悩んで。
結局やめることに決めました。
ああ、悔しい! 自分に腹が立つ!
「やっぱ、やめとくわ。」
そうゆうきちゃんに言うてから、
仰向けに寝転がりながら、しばらく天井をぼーっと眺めていた。
「・・・めっちゃ行きたそうやん。
そんなんなるんやったら、行けば?」
ゆうきちゃんが、一言。
いや、ほんまそれよね。
こんなにもやっとした気持ちになるんやったら行ってまおう。
自信は0%やけど、
行ってまおう。
というわけで!
再びトドラ渓谷へやって参りました。
ゆうきちゃんは撮影係にきてくれました。
(だらだらしたくて「ほないってらっしゃい!!」と言ったゆうきちゃんを引っ張ってきた。←迷惑)
「前ちゃんクライミングすんの?じゃあ私、見に行こっかなー!」
そう言って着いてきて下さったのは、
のりこハウスで仲良くなった「陽子さん」
なんと
女性チャリダー
なんです!!!!!
すげえーーー!かっこいいーーーーー!
女性チャリダーってはじめて見た・・・!
持ち前の人見知りを発揮し、2日中1日はほぼ話さず終わっちゃった陽子さん。
仲良くなってから「ああもう少し早く絡んでれば良かったな。」とちょっと後悔するのはお馴染みのテンプレ。
陽子さん、話しやすくて、かっこよくて、優しくて、とっても憧れる!
いつか、あんなお姉さんになりたいなぁ。
そういえば、昨日トドラ渓谷いった後に仕入れた情報。
「トドラ渓谷の川の水を飲むと結婚できる。」
速攻でがぶ飲み。
「川の水?え、美味しい? いや、私はええかな・・・。」
と言うてた昨日の私は上書き保存とならないだろうか。
トドラ渓谷の川の神様、私はここにいますよ。
いつでもアビエルト。
さて、のりこハウスの宿の持ち主(多分)でありロッククライミングの先生である「ヨセフ」に簡単なレクチャーをしてもらい、
更に、陽子さんが登ってくれるとのこと!
いとも簡単にするするするーーーっと登っていかれました!
さすが世界を股にかけるチャリダー。
昨日は20mの初心者だけじゃなく、30mも登られたそうで!
ヨセフに
「宿代タダにするから、インストラクターとして働かないか!」
とオファーを受けていた。笑
そして、3人に見守ってもらいながら、私の番。
いざ、スタート!!!
「ぎゃーーー! 無理!!!
絶対無理! きっと無理!!!!」
言いながらも
もう始めてしまえば上がるしかないので必死必死。
ただ登って行くことだけに集中します。
挑戦するものの基本的にヘタレの私。
「え!どこ足置いたらええのん!わからん!」
「ヨセフー!! どこ?ここいけるん?」
「無理無理無理無理!」
泣き言いいながらも、足場の狭い中で止まっていたらかえって落っこちそうなので、上がっていきます。
「意外とするするっとあがっていった。」
と、ゆうきちゃん談。
てかね。ヨセフが
命綱で股から超ひっぱりあげてくれます。
むしろ止まろうもんなら股が勝手に浮いていきます。笑
登って
登って
登って
ゴールーーーーーー!!!!!!!!!
やりました。私、やりました。
皆様、お父さんお母さん、小中高の頭を抱えていた体育の先生方
私、20m、登りました!
※ちなみに、多分誰でも普通に登れるイージーコースです。
登ったら当然降りることになるんですが、
これが超楽しくて。
レスキューの人みたいに、
お尻に体重をかけてするするするーっと降りてくるだけ!
壁にとんとんと足をおいて半無重力になった気分!!!!
めっちゃ楽しいです。
続いて2本目も同じコースで
「カラビナ回収ミッション」!
ミッションクリア!!!
戻ってみて足をみたら、
擦り傷、かすり傷、青あざ、血。笑
でも登れて嬉しい!!!!!!
最高に気持ちがいい!
3本目は場所をかえて
同じ20mやけどもっとつるつるの岩壁になったところ!
難易度のあがった岩壁にまたもぎゃーぎゃー騒ぎながら
必死に登っていきます。
「ぎゃーーー!!!無理ーーー!!!
ヨセフーーー!!!! 無理ーーーー!!!!」
ヨセフ、無視。笑
なんだかんだで
3本目もクリア!!!!
ちなみに上からの景色!
陽子さんが撮影してくれました。
4本あるんですが、もう満足、ええ。十二分に満足ですので
3本で終了しました。
陽子お姉様とヨセフ大先生に感謝!!!!
「絶対できひん!」って思ってたことが出来た時の
達成感と爽快感ったらもう。
ほんまにやってよかった!!!!!
楽しかったし、いい経験になりました!!
私が書くとあたかもめっちゃ大変なことやってるみたいですが、運動能力が著しく乏しい私で出来るということは、
大概の方はもっともっと楽勝に出来ますので。
トドラ渓谷に行かれる際は、是非クライミング挑戦してみて下さい!
ちなみにお値段は4本で280ディナール(約2800円)です。
のりこハウスで「やりたい!」と言えばできます。
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何かやってみたいけど迷っていることがある!やってしまいたい!
私も運動神経に難ありで・・・。
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