6.1〜2 世界一周 51〜52日目
東チベット旅7〜8日目
5.5カ国目:東チベット / 中路→丹巴→成都
リアルタイム:タジギスタン / ムルガブ
お金:1元 = 16円
挨拶:ありがとう / 謝謝(シエシエ)
こんにちは / 你好(ニーハオ)
東チベットラスト記事です!
まずは暫し、中路、街歩きの様子をどうぞ。
小さな村なので小さなものですが、
街中の人が集まり、お祭りのようなものをしていました。
ぷち撮影会。
のんびり中路で二日過ごし、最後の夜ものんびりすごして
いよいよ最終日。
早朝5時半に予め予約していたタクシーに乗り丹巴まで行き、そこから成都までバスで長距離移動。
一つだけ、不安要素があった。
タクシーの運転手、中路まで来る時に、帰りも約束した。
運転手は「おっけーおっけー」と言っていたし、
何度も繰り返し確認し、詳しくかいたメモまで渡した。
ここまでなんでしたかというと、客引きの時から全体的に終始ずっと感じが悪かったからだ。
にやにやして、強気で、中国語でおそらく私たちについてなにかいっては皆で笑って。
なんとなーーーく「嫌な感じ」がした。
信用ならなかった。
中路滞在中も、りさちゃんに、
「なんか嫌な感じするんよな。」
「ほんまにくるかなあ。」
「なんか、来ぉへん気がすんよなぁ。」
何度も、そういってた。
でも、根拠はないし、確かに約束したし、「おっけー」と彼らは言っていた。
ただの、「なんか不安」「なんか嫌な感じ。」くらいのぼやっとしたものだったし、そのまま当日の朝を迎えた。
早朝5時半。約束の時間。
タクシーらしきものはまったくいないし、来る気配もない。
10分待ってみる。
やっぱり来ない。
バスの出発時間は6時半。
そこまでいくのに30分。
リミットは6時。
あと5分だけ待って、来なかったら
宿の人を起こしてなんとかしよう。
5分後。5時45分。
やっぱりタクシーは来なかった。
すっぽかされたのだ。
ああ、やっぱり・・・・!
いや、後悔や反省している場合ではない。
リミットまであと15分しかないのだ。
ビザやらその後の予定やらで、日程を遅らせるわけにはいかない。
15分でなんとかしなければいかんのだ。
宿の人を起こそうと動く。
が、どこにいるかわからない。どこにもいる気配がない。
二人で、必死にさがす。
窓をどんどんどんと叩いて、どこにいるかわからない宿の人を起こそうとする。
申し訳ないのは重々わかっているが、そうも言ってられない。
刻々と過ぎて行く時間。
焦る、焦る
どこにいるの・・・!
窓をどんどんとならし続けたら、おばあちゃんが出てきてくれた。
「おばあちゃん!
バスに乗らないといけなくて、タクシーがこなくて
助けて!私たちを!」
google翻訳で伝える。
伝わってないかもしれないから、とにかくやばい、急ぎだっていうのを
ジェスチャーと表情で必死に伝える。
おばあちゃんは
おっけおっけーとにっこりしながら
上の階にむけて声をだし、宿のお父さんを起こしてくれる。
切迫しているのがどこまで伝わっているのかわからないようなのんびりした感じだったが、
とにかく起こしてくれたので、よかった・・・・!
だが、お父さんは、数分たってもおりてこない。
どうやら時間が切迫しているところまでは伝わってないようだ。
はやくおりてきてー!!!!
やばいの!!!!めっちゃやばいのいま!!!!
もはや日本語になっているが、
上の階にいるであろうお父さんを階段の下から二人で声をだして起こす
お父さんがおりてきてくれた。
google翻訳で事情を話す。
伝わったようだ。
お父さんは誰かに電話する。
どうやら
この宿、車がないらしい
友達を電話してよんでくれた。
ああ!ありがとうお父さん。
早朝からごめんなさい!ほんっっっとごめんなさい。
早朝に起こされ、実際に動いてくれたであろうお友達もごめんなさい。
申し訳ない。わかってる。迷惑だ。
でもこれしか方法がないのだ。
まさに藁にもすがる想いだ。
ごめんなさい、ありがとう
お父さんに伝える。
お父さんは、嫌な顔一つしない。
笑顔で大丈夫だよって。
ああ、ありがとう。
この時点でタイムリミット5分前。
タイムリミット時間。
車は来ない。
でももう待つしかない。祈るしかない。
1秒でもはやくきますように。
お父さんは、
「少し外の場所まで動いておこう」と。
宿の外にでるようジェスチャーをする。
私達は、動く。
お父さんは逆に宿に戻る。
ああ、自分たちで宿の前までいって待てってことかな。
朝から眠いのに、ごめんね。お父さん。
寝に戻ったと思ったお父さん。
すぐ、小走りで戻ってきた。
「はい。」
紙パックの乳製品飲料を、
2つ。
私たちが、タクシーにすっぽかされて困っていること、焦っていること
それを気にかけて、飲み物をとりにいってくれたんだ。
気持ちが嬉しすぎて、泣きそうになった。
迷惑かけてるのに、そういう気遣いをしてくれたのが、本当に嬉しかった。
タイムリミットをすぎて、もう5分。
「もう間に合わないよね。」
お父さんに話しかける。
「街まで20分でいけるよ。」
と、お父さん。
え。街まで20分・・・?
まだ間に合うの?
下りやからはやいってことかな・・・!!!
再び、希望がみえる。
そしてバス出発までちょうど残り20分。
友人の車がきてくれた!!!
わー!!!!!
ありがとう!ありがとうお父さん!お友達!
もう感謝してもしきれない!
でも感謝をいっぱいする時間も全くない!
車に乗り込み、
「謝謝!ありがとう!」
一瞬の時間やけど、一生懸命伝えた!
お父さん、絶対この事忘れないからね!
もう間に合う間に合わないなんて関係ない!
本当にありがとう!!!!
そこから車はめっちゃんこ急いでくだってくれて。
なんなら山おりてからは、
人生ぶっちぎり一番にスリリングな運転で。
救急車の100倍くらいはとばしてくれた。
すれ違う人やヤク様(動物)、
ひかなかったのが奇跡。
ってくらい、ぎりっっぎりの運転でめっっっっっっちゃくちゃとばしてくれて。
他人の為にようあそこまでこわい運転できるなってくらいとばしてくれて。
お友達の親切にも心の底から感謝。
タイムリミット、きっかり!
バスの目前につく!
ありがとう!と伝え、
ガチで走って、ならんでいるバスから成都行きをさがす!
間に合え!
間に合え・・・・!
「あったーーー!りさちゃん!」
見つけた・・・!!!
バスターミナルではなく、
バスはもう道路にエンジンをかけ、停車していた・・!
ほんっっっとぎりぎりセーフ。
よかった!間に合った!
間に合ったのは、
おばあちゃん、お父さん、お友達のおかげ。
無事、成都にかえることができました。
これにて東チベット旅は終了です。
読んでいただけていた方々、
見届けてくださりありがとうございました。
東チベット旅スタートらへんの記事にも書きましたが、
大変なこともあったけれど、
「ブログにネタにして書いてしまえばいいや。」と逃げ道があったからこそ、
だいたいのことは「お!またネタがふえたわ〜。笑」なんて笑い事にしてしまえていました。
例えば素晴らしい景色も、例えば中国人の優しくしてくれたことも
共有できる場があるってことが、私にとってはどうやら大事なことで。
東チベット編を打っていて、
改めて「ブログっていいな。」て思いました。
ここから、中国、ウイグル地区、中央アジア、と続いていきます。
また引き続き見ていただけると、応援していただけると嬉しいです。
東チベット、行って良かった!
色々ひっくるめて、総じて、
「いい旅」でした!
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ありがとうございまーす!
無時成都に戻れてよかったですね!!最後の共有感のところ、まさにその通りですね!だからFBやブログで発信できることって旅の中で大切なことなのかも。東チベット、大変だけど(高山病やトイレや言葉)本当に私も行けて良かったとしみじみ思うところです。これからも色々世界の素晴らしいところや出会い、楽しんで旅をお続けくださいね。
wifiきれちゃって、お返事遅くなってすみません!!!
またまたコメントありがとうございます!!!
ブログを書く時間にさくならその時間を他にあてたい、とブログをやめた人もまわりにおおくて、確かにそれもものすごーーーく理解できます!
でも、私は、旅とブログやSNSはセットになっているので、これからも可能な限り続けて行ければなと考えています。
いつもご丁寧で、優しいコメントありがとうございます!
A子さんも日本はこれから暑いとおもいますが、お身体にお気をつけてお過ごし下さい。