「信じるか。」「信じないか。」 – 単純で難しい選択。

 

 

旅のおカワなお土産達のその後 その1

 

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↑ 職場デスク

 

 

 

旅のおカワなお土産達のその後 その2

 

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旅のおカワな土産達のその後 その3

 

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2017.5.8(月)

キューバ 7日目 - トリニダ → カマグウェイ

 

 

夜7時。

キューバの外はまだまだ明るい。

涼しくなって来たので、夜ごはんがてら外を少し出歩くことに。

 

 

それからwifi公園に辿り着き、1時間ほどネットを繋ぐ。4日ぶりだ。

 

 

日本にいた時、別に用事も目的もないのにスマホ触ってる時間は一体日々どれくらいの時間を占めてたんやろう。

「0」はもう私には絶対無理やけど、その開いてる時間の半分でも4分の1でも、なかったらなかったで案外全然大丈夫なんやろなぁ。

もちろんネットがあるおかげで容易に出来ることや繋ぐことができる、保つことができる人間関係があり、ネット様様本当にありがとう大好き!やけど、

 

ネットがすごく発展している世界

ネットが不自由な世界

どちらがより幸せなんやろな。

 

・・・なんて、この国では度々

ネット画面を閉じ、視線を上げ、周りの実在する世界を見渡すと、そんなことを考える。

 

 

 

公園ではサンダルを脱ぎ、裸足で過ごしている人が多く見られた。

私も真似して同じようにサンダルを脱いだ。

日も暮れてきているので、足の裏にあたるコンクリートがひんやりとして気持ちがいい。

やっぱり外で裸足っていいなぁ!

 

ミャンマーのヤンゴンでの寺院やバガン遺跡内の一部は裸足での参拝だったので、その時の触感を思い出す。

 

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↑ 一晩でダニに37箇所噛まれた思い出の足

 

 

 

公園で過ごしていると突然、一人のキューバ人だか外国人観光客だかがが物凄い熱量とキラキラした目で話しかけてきた!

 

「き、君、もしかして日本人かい?」

「そうだよ。」

「うわ、まじか!うわまじかよ日本人!!!!

うっわーやっべー半端ないって!!!」

 

こちらが突然のアツめのリアクションに固まっていたのに気づいたのか、

「いや、僕は決して怪しいものじゃなくてね」と言わんばかりに、慌てて話し始めた。

 

「僕はアニメ好きでね!ほら!見て!」

と、持っていたゲーム機の初音ミクのゲーム画面を見せる、青年。

 

「だから怪しいものじゃないんだよ!」と言わんばかりの満面の笑み。

「いやそれ全然『だから』になってへんで。笑」なんてつっこむのは野暮だと思ったので、心の中でおさめておく。

 

 

その後の彼の話を聞くところ、「manga cuba」なる場所があり、コスプレやカラオケがあって、俺ら日本人見たことないし、ぜひきて欲しい!!!

と言う話だった。

 

カマグウェイではやることとないし、こういう出会いは確かに面白い。

キューバの小さな町でオタサーの姫もしくは地下アイドルになりうる

なんてカオスでシュールすぎる面白すぎる!

 

 

もしかしたらすごくいい思い出になるかもしれない。

行きたい気持ちはもちろんあった。

でも、出した答えは

 

 

 

「ごめん、行けないよ。」

 

 

 

「ええ!是非きて欲しいんだ!全然安全だよ!」

「ごめん、行けない・・・。」

 

 

彼はとても残念そうにしていた。

私も残念だった。

 

 

「出会いこそ旅だ。」ということを肌に感じているからこそ、こういう迷い方をしてからの断りは、この後の旅も、帰ってからも、ずっと心残りになって時々思い出される。

 

 

私は、世界一周をしている。

異国を何十カ国も、何ヶ月もかけて、基本は一人で旅をしている。

それをずっと頭に残しておかなければならない。

自分の身は、自分で守らなければいけない。

 

 

誘ってくれた彼が100%安全なのか、連れて行ってもらう先は100%トラブルがないのか。

それは行ってみないと結局のところはわからない。

だからこそ、行く前に、自分で判断しなければならない。

 

勿論、「だから」と言って全てに壁を作ってしまうと、すごく勿体無い旅になってしまう。

だから、時には「YES」時には「NO」、日々両方の選択肢を取捨選択している。

 

例えば、旅仲間(女子)とボリビアのラパスで事前に地図で調べていた中華屋さんに夜ご飯を食べに向かった時、あと数分目の前にある道を歩けば到着だったのだが

「なんか、この道、嫌な感じがするね。」

と、目前にして諦めたことがある。

 

「NO」の中には勿論大丈夫な結果も沢山あっただろうし、でも、それはやってみないとわからないからこそ、私たちはトラブルを避けるために広めのゾーンでNO判定を下すしかないのだ。

私は運要素も大きいが結果的にスリや強盗など大きなトラブル一つなく旅を終えることが出来たが、他の旅人と同じく、こうやって取捨選択してきたこともあってだと思っている。

 

だから、今でもやっぱりこの時のことを思い出したら残念に思うし、他にも同様に残念に思っている「NO」の選択肢はあるが、これで良かったとも同時に思う。

 

今回は内容的にも彼自身の雰囲気からも「嫌な感じ」はしなかったが、今日1日の流れが悪かったということが大きい。

つまり、タイミングが悪かったのだ。

 

 

 

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公園を後にした私は、

中華にしては珍しく外したあまり美味しくないトマトソース肉野菜インスタント麺グツグツグツグツ煮込みを食べ(でも100円ちょい)、

やっぱり安かった1cucもしない地元価格の缶コーラを手にし、

 

一つ前の町 ”トリニダ” の「地元の夏祭り後のような爽やかに賑やかな夜」とは打って変わって、

9時前には外には殆ど人が見られず家もドアも閉まっている、まるで夜中のようなカマグウェイの夜道を通り、あの宿へと帰った。

 

 

 

実に、長い1日だった。

 

 

 

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次は来週の同じ時間更新!

 

 

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