【東チベット / 亜青】見返りを求めない1000%の親切心。

 

 

2017.6.29 世界一周  445日目

5カ国目(再 / 37ヵ国後): 東チベット /   亜青(ヤチェン )

リアルタイム: 中国 /   麗江

ありがとう / 謝謝(シエシエ) こんにちは / 你好(ニーハオ)

<チベット>ありがとう / ガーゼンチー こんにちは / タシデレ

1元:約16円

 

 

二人が帰って来た。

ちょっと仮眠を取るはずが2時間寝ていたようだ。

午前の法事は終わり、迎えに来てくれたみたい。

 

 

th_IMG_9091

 

外はすっかり晴れていた!

東チベットで晴れたの、何だか久々な気がする。

 

 

 

th_IMG_9093

 

この日の午後だけが唯一の晴れ間だったなんてことは、この時はまだ知らない。

 

 

 

th_IMG_9094

 

また草原に向かいます。午後の法事が始まるようだ。

(朝のお経の時間以外は、割と自由・・・?)

 

 

 

th_IMG_9095

 

ヤク(東チベット移動中そこら中で見かける牛)もたくさんいました。

それはもうたくさん。

草原で3歩歩けば踏みそうになるくらいの巨大うん◯は、君たちのか!

 

 

 

th_IMG_9096

 

 

 

 

th_IMG_9097

 

テントに戻ります。

 

 

 

th_IMG_9100

 

 

 

th_IMG_9098

 

お昼ご飯はもう皆食べたようで!

私の分残してくれてました。ありがたい。

というか当たり前のように毎食出てくるんだが、いいのか?

 

むしろ皆あれやこれやと常に与えてくれて、完全に親戚に囲まれるちびっこの気分。

昼ごはんのジャガイモのん、美味しかった。

 

 

 

th_IMG_9099

 

テントの中はこんな感じ。広いです。

 

草原の芝生が床。あとは全部直置きです。

調理器具だけではなく、しっかり布団まである。

電気はありません。全体を照らす電球(一つ)専用の発電機と、あと巨大ガスボンベはあります。

 

 

東チベットの理塘在住の二人と、中国の深州からの二人、そしてきっと東チベット生まれ育ちであろうおじいちゃんおばあちゃん達でテント暮らし。

私も昨日はトゥーデンシーの家(宿坊)にお邪魔したが、今夜はここ。

 

・・・というか一泊で出るき100%だったのに、気がつけばこの緩さに流され、あたかもずっと前からその予定であったかのように、自然ともう一泊を決定していた。

そう、タダメシ居候野郎の分際で。

 

 

 

「Yuko!!行くよーーー!」

 

 

 

th_IMG_9101

 

どこへ行くのかと思えばお昼の法事(お祭り)。

若者組の4人と一緒に向かいます。

 

 

 

th_IMG_9106

 

 

 

 

th_IMG_9102

 

皆パラソルやレジャーシート(代わりのビニール袋や座布団やミニ椅子など)を広げて、あとは座って喋っていたり、前に見に行ったり本を読んでいたり、飲食していたり、何なり。

まるでピクニックのようだ。

 

私たちも、好き好き。

寝転がったり、喋ったり、ぼーーーーーっとしたり、前に見に行ったり、各々自由。

何時間も。

 

まさか亜青でこんな過ごし方をすることになるとは。

 

 

 

th_IMG_9105

 

 

 

 

th_IMG_9107

 

 

 

 

th_IMG_9110

 

途中で果物屋お菓子を買って来てくれた。

お菓子(果物)パーティー。ほんまピクニック。

 

 

 

th_FullSizeRender

 

結果的にここでずっと一緒に過ごすこととなった彼ら。

そろそろきちんと紹介しておこう。

 

 

何でもかんでも片っ端から面倒を見て構ってくれる彼ら。

ずっと一緒に過ごして、一つ屋根(テント)の下でご飯を共にして、生活して。

結果数日間いることとなったのだが、友達というよりは、まるで兄弟のような、家族のような、そんな気持ちになる関係だった。

 

個人的に受けた感覚的には、ほぼ全く言葉の通じない私に皆が構いまくってくれている感じで、4兄妹に、年の離れた末っ子・・・

いや、4兄妹の親戚と、年の離れた姪っ子の私。

そんな感じ。

 

 

 

th_IMG_9063

 

トゥーファンリン(杜欢沄)

 

ポジション的には「長女」。

元気はつらつで、ぐんぐん突っ走っていくムードメーカー。

決して大人でしっかりしているから長女というわけではない。

マイペース。愛されキャラ。

 

彼女が乗り合いバンの中でめげずに私にgoogle翻訳で亜青の法事を説明して寝床を提供してくれたからこそ、極寒の雨の中野たれ死なずにすんだ。恩人。

非常におしゃべりで、「一人で10分くらいぶっとーしで喋っていて皆がうんうんと和やかに見守るように聞いている。」という絵面を100回見た。

 

おしゃべりな彼女とは私も話すことが多く、google翻訳なのだが

 

 

th_FullSizeRender 3

 

こんな感じです。わからん時は「ティンプトン(中国語でわからない)」。

できる限り予想しながら。やりとりします。

 

 

 

th_IMG_9054

 

ジョーマイヨンゾー(卓玛拥总)

長いので「よんぞー」と呼んでいた。

 

ポジション的には次女。しっかりしていて長女を抜群にたてながらテキパキ役割を果たす次女。

料理上手でテント内での料理担当。

理塘に住む女の子。可愛らしい。おしゃれ。女の子らしい。

 

彼女は漢字が読めない。そして私は中国語を話せない。

つまりコミュニケーションツールは皆無なのだが、よく一緒に行動していた。

どうやってコミュニケイトしていたのかは今思えば謎だが、仲よかった、と、思う。

「yuko〜yuko〜」といつも呼んでいて、とにかく可愛かった。

 

お茶をエンドレスでいれてくれる。

ここでのお茶は塩たっぷり入りで紅茶と日本茶の味覚が染み付いている私にはなかなか辛いものがあったが、可愛いのでいれられたら飲んでいた。

 

何と彼女は22歳で子供が2人いるという衝撃の事実が最終日に発覚。

17歳の時に結婚して子供も出産したのだと。

だからそのしっかりと落ち着きようなのか・・・!

 

22歳旦那子持ちと、彼氏なし子なし職なし住所なしの27歳・・・。

 

 

 

th_IMG_9111

 

ジャーシーニーマー(扎西尼玛)

長いので、「じゃし」と呼んでいた。

 

長男。完全に長男。というかアニキ。完全に兄貴肌。

外も中もイケメンな男。男らしい。

何を話しているかは理解不能だったが、話し方までイケメン。

そして「よんぞー」の旦那である。お似合い夫婦!!

 

 

th_IMG_9173

 

でも、これは盛れすぎやろ・・・!!

 

じゃし・・・!すげえ。

素もええんやろうけど、それにしてもすごいぞじゃし。

 

 

「おい、Yuko!食ってるか?これも食え!」

「おい、Yuko!朝ごはん食ったろ。まだ早いだろ。寝ろ!」

 

とにかく構いまくってくれた、じゃし。

用事がなくても暇さえあれば名前を呼ばれていた。

常に胃袋の中は120%詰まっていました。

 

 

 

th_IMG_9071

 

(写真左)しゅーぴんぴん(许斌斌)

別に長かないが「ぴんぴん」て可愛すぎるやろ。そう呼んでいた。

 

次男ポジション。優しきウブ男。ありゃきっとD・・・

心やさしき青年でした。彼の人生に幸あらんことを。

彼は自分のテントと寝袋を持っていたので、就寝時は我々のテントの隣に張っていたテントへ。

もし乗り合いバンで一緒じゃなかったら、彼も一人で過ごすつもりだったんのだろう。

 

 

 

th_IMG_9118

 

夕方、皆で買い出しに。

こんな八百屋さんのようなところあったのね!

亜青に来る人は基本的に自炊することはないだろうから要らぬ情報だろう。

 

 

 

th_IMG_9121

 

商店は結構たくさんあります。普通に飲み物やお菓子屋日用品売っています。

 

 

 

th_IMG_9119

 

飲み物買ったらお釣りがティッシュ。

 

うわあーー!! 懐かしい、この感じ!

ウズベキスタンと、あとどこやったかな。お釣りが飴ちゃんや小物なん。

 

 

 

th_IMG_9123

 

これ、おつまみ系やねんけど、

めっちゃ美味くて。

 

何と、お値段2元(30円)。

 

 

4人のうちの誰かが買っていて一つくれたのだが、

「え、めちゃくちゃうまいやん!!!!」って反応をしたら、

 

「おい!!Yukoがうまいってよ!!!もっと買おう!!もっとだ!」

と一同大騒ぎで速攻追加でめちゃくちゃ買ってくれました。

ほんま姪っ子扱い。ベタベタに甘やかされてる。

 

 

 

th_IMG_9124

 

とにかく寝床に、ご飯に、こういうことに、

何から何までしてくれる皆。

 

されっぱなし。 お金も1元も出していないのだ。

 

お金出そうとしても、何か代わりに買ったり出費したりやろうとしても、

「ええ、ええ!!!いらんいらんいらん!!!!ほんまに!!!!

と、絶対に拒む彼ら。

 

タテマエって感じでもなくほんまに

受け付けてくれるのは「ありがとう」のみ。

 

 

 

それでもほんまに申し訳ないってなるジャパニーズ。

 

「じゃあせめて、日本に帰ったらお礼させて!!!

色々、日本からプレゼント贈らせて!」

 

と住所を訊ねたら・・・・

 

 

 

th_FullSizeRender 2

 

 

 

th_FullSizeRender

 

 

 

 

 

君たち、どんなけええ人らやねん・・・・!!!涙

 

 

いや、ほんまに泣きそうになった。

 

 

 

潔く、甘えることにしました。

こんな私に、こんなに優しくしてくれて。

彼女たちの私にしてくれることの全ては、100%綺麗で純粋な気持ちからだった。

 

私ができることは、笑かすなり「美味しい!」なりのリアクション120%するなり、自身が楽しく過ごすなり、彼女たちの優しさに全力で応えることのみ。

そして誰かが困っている場面に遭遇した時、私はこの人たちにしてもらったように親切にせなあかん、この優しさを忘れたらあかん。

そう思いました。

 

 

 

この国やからってわけではない。

でも、こんなに優しくしてもらったということは紛れもない事実やから

 

中国人も中国も、大好きだよ。

 

 

 

 

ここで切ります!この日の記事がこれで3記事に。

私の今の記事更新の腰の重さは、きっとこの期間の時間の濃さにが理由なのだろう。

 

ブログのランキングに参加しています。

もし「いいね」と思ったら、1クリックお願いします。

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ありがとうございます!

Please follow me!
InstagramFacebook Twitter

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。