2017.6.21 世界一周 437日目
5カ国目(再 / 37ヵ国後): 東チベット / 康定(カンディン)→ 塔公(ターゴン)
リアルタイム: 中国 (東チベット )/ 甘孜(ガンゼ)
ありがとう / 謝謝(シエシエ)
こんにちは / 你好(ニーハオ)(チベット:タシデレ)
1元:約16円
当初予定はなかったのですが、日程にはゆとりがあるので少しルートからは逸れるのですが寄ることにした
塔公(ターゴン)
という町。
朝早くに康定(カンディン)を出たのですが、
ふわふわと、まるで雪のようにふる、たくさんの綿毛。
これは去年の東チベット、中路という村でも経験したことです。
残念ながら写真ではほとんど目視できなかったのですが、このまるで現実世界ではないかのような幻想的な景色は、私の旅中でも忘れられない絶景のうちのひとつです。
この行き先へのバスに乗ります。塔公はその途中にあります。
車内の居心地はまあまあでした。
トイレ休憩が1回、ご飯休憩なしの、7時半出発で3時間半くらい。
ここで一つオススメしたいのが
東チベットの旅の期間について。
東チベットの良さの一つは、時間の流れがゆっくりしていることです。
でも、私の出会った東チベットをこれからまわろうとする人は、「時間がないから、、、」「日程が厳しいから、この町とこの町だけ、、、。」と、スケジュールと格闘している人が多かったです。
それぞれのペースやスタイルや事情があるので自分の価値観を押し付けるつもりはないのですが、
もし「どっちでもいい。」のであれば、東チベットと成都にゆったりめの期間を設けておくのがおすすめです。
時間のゆっくりとしたあの世界を、自ら時間に追われ時間を気にしながらせかせかと動く旅にするのは少し勿体ないと、実際に東チベットを旅して思いました。
例えば私の場合ですと、「中国の他のエリアも含めて約1ヶ月」としているので、「他のエリア」はルート変更や日程短縮可能なため、「東チベットの旅の最終日」を決める必要がなくのびのびと旅をすることが出来ています。
(去年は後ろに予定を確定させていたため、中国旅はひたすらずっと弾丸スケジュールでした。)
さて、話を戻します。
塔公へ向かう途中の道は、大草原に山々に、たくさんのヤク(牛のような動物)に、チベットらしい建物に、移動中には勿体無いくらいの景色が広がっていました。
今日も相変わらず満天の曇り空なので、写真はこの1枚しかとりませんでしたが。。。(ああ、晴れておくれ。)
宿は、バスで降ろされたところからすぐのところ。
情報もないしまわって比較するのが面倒なので、適当に綺麗そうな宿に入りました。
塔公は青年旅舎(ホステル)がないようです。
150元だったのですが、100元まで値下げしてもらいました!
シングルルームで100元までは自分の許容範囲にしています。
東チベットで一人旅だと、予算は宿(ホステルではなく)やタクシーチャーターやご飯で予算が高くなりますので、覚悟しておきましょう。
肝心の宿の内容は・・・・
おお!綺麗!広い!良さそう!!!
ダブルベッドの個室! 清潔やし毛布まである!(電気毛布はなし)
湯沸しポット、コップ、お茶まである!!!
立地も中心地やし(小さな町やけど)、景色もいい!
洋式トイレ・・・!!!
“東チベットの宿といえば”な、”和式便器の真上にシャワー“やと踏んでいたのに!
シャワーが便器の上にないし、何より綺麗!!!
ホットシャワーもしっかりでる!!!
しかもアメニティにバスタオル、ドライヤーまであるじゃないか!
めちゃくちゃ「ホテル」!
これは大当たりだ!!!
wifiも速いし、文句なし。
これは快適な1泊になるぞ。
ここぞとばかりに洗濯しまくっときました。(ドライヤーあるし)
【東チベット中の洗濯物について】
あ、荷物に余裕がある人は洗濯物を乾かす用にドライヤー持っていってもいいかもしれません。部屋干しになる可能性が高いのと、サブバック一つでまわるのなら洗濯しなくていいくらいの服を持っていくのは厳しいです。
でも重くなるし、これは好みで!
私はドライヤーをそもそも旅で持ち歩いていないのでカット。(何入ってるんだ80L + 30L)
ちなみに洗濯は、石鹸で洗面器で手洗いしています。
到着して洗濯してからは、天気も曇っているので夕方まで昼寝。
毎日毎日張り切って観光するんやなく、ゆっくりペースで、日帰り旅行でなければ基本的にゆっくりしながら旅していこうと思います。
起きたらバッチリ晴れていました!
雨季なので晴れている方が珍しい!
晴れている内は動こう!
晴れていたらやっぱり全然違います。
写真を撮るのも街を歩くのも楽しい!
チベットのカラフルな建物が、青空によく映えます。
昼ごはんを食べます。
東チベットでは(成都もやったっけな)、こうやってお湯が出てくることが多いです。
地元の人はお湯をご飯と一緒に飲みます。
日本でいうところの「お冷」ですね。
しまった・・・!!!!
私の最大の敵、もやしではないか。
「鸡蛋面」(とりたまご(orたまご)めん)を頼んだのだが、うっかりしてた!
他にもなんぼか食べられへんのあるけれど、もやしはこの世で一番食べられない食べ物なのだ。
(こういう時に「え、じゃあ虫いけるん?」「カエルは食べれた?」という意味のわからん質問がかえってくるのは、旅人あるある。)
「これはキャベツこれはキャベツこれはキャベツこれはキャベツ・・・」
必死に念じながら、なんとか避けながら、半泣きでちょっとだけ我慢しながら食べながら、格闘すること、1時間。←
もやしと格闘しているうちに曇った。
ああああああしまった!!!!
せっかくのお天気が!!!!
し、仕方がない・・・・。
曇りでもチベットの町は十分に綺麗だ。(念
「町の外れにある丘から見る景色が綺麗だ。」と聞いていたので、町を北上します。
マニ車の大群を発見!
写真奥にある「塔公寺」のマニ車です。
地元の人が誰でも回せるようにか、寺の外から長く長く、マニ車は続いていました。
多くの地元の人たちがマニ車を回して歩いていました。
また回している時になる鈴の音などが相まって、更に趣があります。
(東チベットの動画はインスタに!)
こういった光景や、旅中に街中でみるちょっとしたことの積み重ね。
「観光地でもイベントでもなく、宗教が人々の生活や人生と二人三脚している。人々の心に寄り添って、支えている。」
「宗教は「義務」ではなく、人々は「信仰」しているのだ。」
理屈や言葉面や想像の話ではなく、そういった感覚がストンと落ちてくる。
もともと信仰心が厚くない自分。
しかし東チベットを旅し、他の国々でもそういった場面はあり、宗教に対しての見方や考え方が変わった。
マニ車の横を歩き、町を引き続き北上します。
マニ車の折り返し地点まではこんなけどん曇りだったんですが・・・
5分後には、こんなにいい天気!!!
山から天気が変わるのは驚くほどはやい。
青空と草原の中で、カラフルなチベットの五色の旗がはためいて綺麗だった。
草原前のお寺に到着。
ここから丘に登ります。
お寺近くにはテントのお土産やさんが沢山あったり、「馬に乗らないか?」という観光客向けの客引きがあったり、塔公も観光地化されてきているようだ。
チベットの公衆トイレはなかなかの汚さのところが多いのですが(しかも有料)、草原のお寺前には綺麗で新しい公衆トイレがあった。
これが観光客から落ちたお金で建てられ、これからもそのお金でチベットの人々の生活水準が上がるとしたら、それはチベットの人たちにとって良いことなのかな。
入場料(20元)を払い、丘を登っていきます。
丘を登っていくのは
めちゃくちゃきつかった!!!!
高度は3700〜3800m。
ちょっと歩いてはハーハーヒーヒー言いながら立ち止まっての繰り返し!
なんとか丘の上に到着・・・!!!
登りきった頃にはまた一面曇り空に。
これは写真明るさ調整しているが、実際は辺り一面暗くなっていた。
塔公の町が見下ろせる。
今にも雨が降りそうで、誰もいなくなっていた。
多分、景色自体が良いというよりは、丘の上で、近くて青い空に緑の草原の中でチベットの寺や村を見下ろすのがとても綺麗し気持ちがいい!
・・・って感じだと思うので、ここは天候が重要です!
それなりに綺麗やったけれど、雨降りそうやし寒いし暗いし・・・で、5分で退散。
(登っているときは晴れていて気持ちが良かったです!)
この「ジャガラ」っていう山がはっきり見えたら、めちゃくちゃ綺麗だそうです!
雪山ってかっこいいですもんね。
馬の客引きをしているチベットの女の子たち。
恥ずかしがり屋やけれど写真を見せたら喜んでくれて可愛かった。
夕方には塔公寺に。
17:30頃に訪れたのだけれど、門前には誰もおらず、無料で入れました。
参拝しましたが、今回は一応中の撮影はやめておきました。
敷地内のお寺の横には、お坊さん達の暮らしているであろうアパートがありました。
ここで大雨になり、帰宅!
大きな街とはまた違った雰囲気を持つ、塔公観光でした。
【塔公(ターゴン)地図】
黄色:康定(カンディン)からのバスで降りた場所
青:宿
緑:もやし焼きそばのお店(他もメニュー豊富(翌朝も登場))
紫:多分乗合タクシー乗り場(次の街へ)
紫の隣のお寺マーク:塔公寺
赤:草原の前のお寺。ここまでの道にマニ車があり、お寺の横が丘と草原
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