今日で世界一周をはじめて１年になりました。

 

 

 

こんなにもあっさりと、１年を迎えようとは。

あっという間で、でも私の人生でぶっちぎりで濃厚な１年間で。

１つの文章にするにはあまりにも濃すぎた１年でした。

 

 

まだ私の旅は今日も明日も変わらず続いていくので、”旅のまとめ”なるものはもう少し先の話になりそうですが、

いい区切りなので、１つ、勝手にくっちゃべります。

（ブログは毎回1人でくっしゃべってるだろというツッコミは扨置き。）

 

 

 

 

先程、久しぶりに父親とLINEで話をしました（文字上で）。

旅の期間と今後のことについてです。

 

一人娘で、きっと毎日「はよ帰ってこい。」と日本から心配しながら念じ続けているであろう、父親です。

「ついに、話すときが来たか。」と、心臓が出そうでした。

 

話し終えてから１時間くらい経過していますが、未だに心臓がバクバクと言っております。

どうやら、やはり私にとって、親というのは大きな存在であり、大切な存在であるようです。

 

 

案の定中の案の定、厳しいお言葉をいただいた。

 

その後、

「この旅で、誇れるものはあったか？」と、

最後に訊かれました。

 

 

私は、ブログを書いている大きな理由の１つでもあるのですが、

自分の感じたことや思っていたことは、アウトプットしながら同時にインプットされるタイプなので、

「ああ、こんなこと自分考えてたんか。」ということの多くは、文字にしたり口に出しながら、初めてその時自覚するのです。

 

 

今回は、そこで話した話を引用しながら、

“旅で得られたもの（こと）”の話を書きたいと思います。（前置き長！）

 

 

 

 

誇れること、得られたこと、というと、

 

 

親が私が旅にでる際に望んでいた

「就職に役立つ資格を得る能力」「語学力」。

これも少なからずあったと思う。

 

TOEICも帰国して真面目にTOEIC用の勉強をしたら、また点数は上げられると思う。

スペイン語も、「語学力」としては、「出来る」といえるにはまだまだだが、旅や旅中のトラブルがあった時も、スペイン語だけでも何とかやっていける程度はある。

（「わからんくても、わかる。」「よーわからんけど、ノリで組み合わせれば話せる。」という謎の旅中語学初級編現象。）

 

 

後は、生活力とか、食べ物好き嫌い殆ど無くなったとか、マッチライターつけられるようになったとか、洗濯手洗いできるようになったとか、ちょっとじゃ虫騒がんようなったとか、生鮑さばけるようになったとか（←要らん）、あるもので大概なんとかできるようになったとか、

 

そういうちっちゃなことは、元々何も出来なかった分あほほどあるんやけど、そんなことはオマケに過ぎず。

 

 

 

そんなことよりも。

そんなことよりもです。

 

 

 

 
あほほどの人数、色んな人たちに出逢って、

一緒に入れ替わり立ち代わり食住を共にして、

中には何人も何日も一緒に24時間共に旅をして、

 

尊敬できる人も、出来ん人も、

好きやなと思う人も、しょーもないなぁ、好きちゃうなぁと思う人も、

一人一人のいいところも悪いところも、

 

何十人・何百人レベルで見られたこと、出逢えたこと。

 

 

そんな機会は人生一度もなかったし、日本社会やとなかなかで出来にくい環境やったなぁ。て。

 

 

 

『人を見て、自分を見る。』

 

 

 

何が尊敬できて、何が尊敬できなくて。

何で好きやなぁ思て、何で好きちゃうなぁ思て。

 
それが日々見つけることが出来るから、

 

 

自分が人間的にどうなりたくて、どうなりたくなくて。

そういう目に見えない生きていく上での『芯』『人間』的な部分が、今、なれてるかどうかは別として、形成できてきてる気がする。

 

 

今、出来てるかどうか、なれてるかどうかは大した問題じゃぁないんです。

そう思えるようになりました。

 
できてない時にもできてる時にも、自覚できるようになったこと。

 

 

好き、嫌い、尊敬できる、できない、なりたい、なりたくない、

「これはいいけれど、そこまでやったらあかん。」

 

「一般論」「多数・少数」だけやなく、

自分の中で、「線引き」ができるようになったこと。

 

 

 

人の所為にする奴、嫌やなぁ。

やってもらったこと、やってあげられへん奴、嫌やなぁ。

全く知らん第三者の噂話で盛り上がる奴、嫌いやなぁ。

はっきり好き嫌い言える人、上手いこと刺無しで言える人、凄いなぁ。

よく気遣いできる人、素敵やなぁ。

自分のことも他人のことも両方大切にしてる人、ええなぁ。

でしゃばらへんのにめちゃくちゃおもろいアイツ、最高やなぁ。

 

 

「あんな風になりたないなぁ、なりたくないなぁ。」

とかそういう小さいことがめちゃくちゃあって、見つかって。

ほんまにな、ほんまにちっちゃいことやなんけど、その積み重ね。

 

 

同時に、

自分も出来た人間ではなくまだまだあかんところも多いと認められるようになり、

他人も何もかも素晴らしい人間なんて殆どおらず、誰しもあかんと思うところがあるのも当たり前やと、他人に対しても寛容になれるようになりました。

（総合的に見て「好きやな」「尊敬できるな」と思えるかどうかは別問題。）

 

 

 

これが「旅で誇れることがあったか。」「得るもんはあったか。」の返事として正しいかどうかは、わからへん。

別に「世界一周や旅やからこそ」ってわけちゃうし、私の場合はたまたま「世界一周」でその機会・出逢いに恵まれただけ。

 

でも、私が今日まで１年旅を続けて来て、

上の二つの質問や、「一番良かったことは？」という質問に答えるとするならば、これが私の答え。

 

 

 

 

まるで旅が今日終わったかのような記事ですが、まだまだ私の旅は続きます。笑

引き続き、気が向いた時にでも、通学通勤中の読み物にでも、寝る前の暇つぶしにでも、読んでいただけると嬉しいです。

何人いてはるんかっていうのは到底わからないのですが、今まで読み続けて下さっている方がいらっしゃるとすれば、拙い文章で読み辛い部分も多々あったかと思われますが、読み続けて下さり本当にありがとうございました。

 

 

昨日書いた記事が僅か８時間前なので、お見逃しあればこちらも合わせてどうぞ。

（「拝啓、日本（いや、沖縄）の皆様、聞こえますか」）

 

と、その前に。

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