「死」というリアル。

 

 

2016.9.11〜12 世界一周 153〜154日目

18カ国目:モロッコ / フェズ

リアルタイム: ドイツ / ミュンヘン→チェコ / プラハ

 

お金:1ディルハム:約10円

挨拶:ありがとう/  シュクラン こんにちは /   サラーム

 

★本日は2回更新です★

2回目は夕方6時。

 

 

 

シャウエンからフェズに戻ってきました。

戻るのは丸1日がかり。

 

 

 

★ シャウエン→フェズ アクセス ★

 

本来イージーモードでとれるはずだったシャウエンフェズのバスチケットが、犠牲祭の祝日の関係で、探せど探せどとれなかったため

(詳しくはゆうきちゃんのブログにて:

 

フェズに南下せず、一度シャウエンチトワンへと逆に北上し(乗り合いタクシー)、チトワンからフェズへとバスで南下する。

という抜け道で帰りました。

 

「アブドゥル」という民営バス会社です。

もし、「どこもシャウエン⇆フェズチケットがない!」という事態に陥ったら、試してみて下さい。

 

 

ちなみにモロッコ国内のバス移動は、

通常は「CTM」「SUPRATOURS」という国営バスを利用するのがポピュラーです。

(※フェズで「シャウエン→フェズ」のチケットも購入可です。)

 

しかも前日購入でもいけるだとか。

今回はタイミングが悪かったようです。

 

 

 

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バスで移動の休憩中、夜ご飯代わりの果物を選んでいたら、

こんなにたくさんの果物

 

全然知らないモロッコ人のおっちゃんが

全額支払ってくれました。

 

 

「え!何で・・?!」

って思ったけれど、いいよいいよと笑顔でいってくれるおっちゃん。

 

無償の優しさに、再び感謝。

 

ありがとうございます。

 

 

果物よりも気持ちが嬉しい。

なんでこんなに優しくしてくれるんやろう!

バス探しに一緒に数時間まわってくれた人もそうやし、

 

モロッコ人、優しすぎる。

 

見事数日で、「モロッコ大好き!!!」となりました。

 

 

 

二人とも風邪をなおすべく

翌日は夜ご飯までは部屋に引きこもり、休養デー

大事。そういう日ね。

 

二人とも丸1日同じベッドで過ごしているわけやけど、特に数時間会話をしなくても気を遣わないでいい。

そんなゆうきちゃんとの旅はとても居心地がよく楽しかった。

 

 

 

その日の夜に

夜ご飯だけは食べるべく外にでる。

 

 

 

なんか異様な雰囲気。

というか、臭う。

 

 

なんだ?

と思いながら少し歩くと。

 

 

 

死体だ。

 

 

羊の死体である。

そして臭いは、その死体からのものだった。

 

 

街中にはそこら中羊の死体があって、

1体だったり、数体だったり、

時折何箇所も、羊の死体の山積みだった。

 

 

 

「うわぁ・・・。

嫌だ。見たくない。

 

というのが正直な感想。

 

 

「犠牲祭」という行事なのも理解している。

生け贄として羊の死体を差し出さなければいけないのもわかっている。

 

わかってるけれど、

見られない。見たくない。 

 

 

「普段お肉食べてるくせに。」

「都合が良すぎる。殺生の部分だけ目を背けるなんて。」

「スーパーの魚や豚はどうなるんだ。」

 

そんな意見もあると思う。

私も頭では理解している。

 

 

「行事」「生け贄だから。」

 

割り切りたかった。

でも割り切れなかった。

 

 

なんともいえない生っぽい臭いが漂う街中

暗い夜にオレンジの薄暗い街頭の中

至る所に羊の死体の山

 

「死」というものを突然突きつけられた気分だった。

 

 

 

私の中で、

人間だろうが動物だろうが、「死」というものにはかわりなく、

末恐ろしいものだった。

 

 

「死後の世界はない。」「前世や転生はない。」

という考え方がベースであるからかもしれない。

 

普段は意識していないことだけれど

時々、

 

「必ず死ぬ」という当然決まっている事実

「必ず自分にも「無」になる日が来る」という事実

 

に対して、怖くて怖くて仕方がなくなる時がある。

 

 

 

今日みたものは

いつもスーパーで並んでいるものではなく

「生き物の死体」だった。

 

大量の羊の死体、臭い、空気、恐怖

今でもしっかり覚えている。

 

 

 

改めてこの日、

自分は「死」というものはとても怖く感じていて

まだ直視さえできないものである

と、再実感しました。

 

向き合った方がいいのか、このままでいいのか、

流れに身を任せればいいのか、答えはまだ出ていない。

 

 

 

犠牲祭自体は、私にとって

「嫌だった」「良かった」とかそういうものではなく、

大切な経験を一つさせてもらいました。

 

 

「死」について考えてしまうと、必ずやってくる抵抗のしようもい、ただただ「恐怖」でしかないので、

普段は無意識に考えないようにしているが、

 

 

この日、この瞬間も、

何をしていても、何もかも

出来なくなる日は必ず来る

全てかけがえのない、貴重なこと、時間

 

日々を大切に生きて、

自分にとって悔いのない人生を。

一度きりしかない自分が思う「豊かな人生」を。

 

 

と、改めて思います。

 

 

うん、なんか文章めちゃくちゃですが。

頭も文章能力も弱い私が記事にするには少しハードルが高かったようです。

あくまでも「旅の見聞録」程度として。

 

 

 

 

夕食はちなみに今宵もタジンでした。

 

 

img_3202th_

 

 

うま!!!!!

 

犠牲祭で店しまりまくってて、声かけしてきたおっちゃんのレストランにしぶしぶいったんですが(値段は高くない)、

このミートボール卵タジン、めっちゃうまかったです!

 

 

ほんで「美味しかったからもう1品頼もう!!!」と、

クスクスも注文。

ほんなら

 

 

 

不味っっっ!!!!!!

 

 

もうびっくり不味い。

ほんまに同じ店?信じられへん程の落差。

クスクスの不味さに二人とも時が止まりました。

 

 

もう、

二度と、

クスクス、いらん。

 

 

 

アフリカのとある国では

クスクスとインジェラ(ゲロ味の雑巾)の二択だとか。

死亡フラグですね・・・。

 

 

 

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4件のコメント

  1. こんばんは。オクトーバーフェストはどうでしたか?(^-^)
    ブログ、更新されていて嬉しいです☆

    色んなことを経験して色んなことを考える機会もあるんですね!!
    実りある旅行になってるんですねー!

    1. オクトーバーフェスト楽しかったです!!!
      なかなか更新ぎりぎりですが😂

      そうですね。日本にいる時より色んなことを考える時間のゆとりがありますね。

  2. こんにちわ♪はじめまして。
    モロッコの犠牲祭では、豚ではなく、羊を殺し食べます。イスラムでは豚は不純のものとしているので、豚を食べることはないそうです。

    1. あ、羊ですよね! イスラム圏長かったのに、お恥ずかしいです。
      ご指摘ありがとうございました!!!!!

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